やっぱ北陸新幹線?「東京―福井」東海道新幹線とドッチがいい? 価格/時間/使い勝手で互角…と思いきや、福井県が神の手を!
東京に少しでも長くいたい場合は東海道回りだと思っていたが…
滞在時間を確保する観点から、朝は「目的地にどれくらい早く着けるか(一番列車)」、夜は「現地で何時まで過ごせるか(最終列車)」も気になるところです。
まず、朝の一番列車を見ていきます。
●東京→福井
・北陸新幹線:東京6時16分発「かがやき501号」→福井9時13分着
・東海道回り:東京6時21分発「ひかり631号」→(乗り換え)→福井10時6分着
●福井→東京
・北陸新幹線:福井6時32分発「かがやき502号」→東京9時32分着
・東海道回り:福井5時49分発ハピライン快速→(乗り換え)→東京9時42分着(名古屋で後続の「のぞみ204号」(休日運休)に乗り換えると東京9時24分着)
続いて、夜の最終列車を見ていきます。
●福井→東京
・北陸新幹線:福井20時33分発「かがやき518号」→東京23時32分着
・東海道回り:福井19時42分発「つるぎ45号」→(乗り換え)→東京23時6分着
以上、両方向の一番列車と東京行きの最終列車は、基本的に北陸新幹線に軍配が上がります。ちょっとだけ様子が違うのは、東京→福井の最終列車です。
●東京→福井
・北陸新幹線:東京19時56分発「かがやき517号」→福井22時52分着
・東海道回り:東京20時12分発「ひかり663号」→(乗り換え)→福井0時1分着
このように東海道回りの方が16分長く東京で過ごせます。ちなみに東京20時21分発「のぞみ91号」に乗っても名古屋で「ひかり663号」に追い付くので、この場合は滞在時間をもう少しだけ延ばせます。
ただし、北陸新幹線には滞在時間を伸ばせる「裏技」があります。前述の「かがやき517号」のあとに東京21時4分発の金沢行き「かがやき519号」がありますが、これに連絡する金沢→福井のバス運行を福井県が始めました。
県担当者によると「北陸新幹線を使って東京方面へ出張・旅行される県民の方の東京滞在可能時間を1時間延ばすことが目的。当分の間、県の実証事業として運行予定」とのことでした。福井着は1時15分とかなり遅めですが、「飲み会」にきっちり参加したいときにおススメの組み合わせです。
金沢〜東京に『つるぎ』は無いでしょ。校正しっかりしてください。
ご指摘ありがとうございます。修正いたしました。