JAL・ANA「大半の国内便で乗れる上位クラス」差はいかに? 乗り比べたら全く違った!
JAL・ANAの国内線の大多数では 上位クラスが設けられています。今回はJALの「クラスJ」、ANAの「プレミアムクラス」に搭乗。その差を比較してみました。
クラス構成から違うJALとANA
JAL(日本航空)とANA(全日空)の国内線の大多数では、上位クラスが設けられています。JALの上位クラスは「ファーストクラス」「クラスJ」の2?グレードがある一方で、ANAは「プレミアムクラス」の1グレードです。今回、JAL「クラスJ」とANA「プレミアムクラス」を乗り比べ、違いを体感してきました。
そもそも、国内線最高級のANAプレミアムクラスに対し、JALクラスJは「コストパフォーマンスよく、普通席より快適な座席で移動できる」というコンセプト。ANAプレミアムクラスの本来の対抗馬は、JALですと「ファーストクラス」にあたるでしょう。
“無差別級”あるいは“異席”とも思える比較ですが、JAL「ファーストクラス」は幹線を含めた8路線にしか設定されていません。多くの路線で上位クラスの選択は、JALであればクラスJ、ANAであればプレミアムクラスになる可能性が高いわけです。
今回は羽田―那覇の往復で双方を乗り比べました。料金は先述のコンセプトの違いから、当然ANAプレミアムクラスはJALのファーストクラスと同等の価格帯で、JALクラスJより高額です。価格の差はシートにも現れており、前後の座席間隔もJALクラスJが97cmであるのに対し、ANAプレミアムクラスは127~145cmと公開されています。
まず、JALクラスJから見ていきましょう。
料金は普通席より“やや”高い感覚で購入しました。乗った機材は、同社の国内線旗艦機「A350-900」で、客室も最新です。座席の幅は広く、リクライニングも遠慮なく背中を預けることができ、快適性にまったく問題ナシ。座席床面と頭当て部分のレザーの感触が心地よく、背もたれ部分の生地も適度な摩擦で背中が滑りにくかったのはありがたかったです。
クラスJは、JALの3編成中、最も人気があるということで、大方の路線は予約で埋まっているのも頷けます。
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