戦闘機パイロットの養成 国内でできなくなる!? 新型練習機に必須な要件とは?

航空自衛隊では、次期主力戦闘機として最新のF-35「ライトニングII」の数を増やそうとしています。しかし、それに合わせて必要な操縦士の養成は国内で行えていません。実施するためには、T-4では性能不足なのだそうです。

次世代練習機は「LIFT」じゃなきゃ

 飛行性能の点に関しては、現行のT-4でも十分にLIFTの要件を満たしているものの、それでもT-4がLIFTたり得ないのは、スクランブル発進やドッグファイトの訓練はできても、より実戦的なシステムを装備していない点にあります。

 具体的にはレーダーやネットワーク、ミサイル、誘導爆弾などを使用した、現代的な空中戦を仮想的に実行(シミュレート)する能力です。このような戦闘機に準ずる機能を持っていることがLIFTの最大の特徴でしょう。

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イタリア製のT-346「マスター」ジェット練習機(画像:レオナルド)。

 2024年現在、航空自衛隊ではT-4における飛行訓練完了後、現用戦闘機の複座型(2人乗り仕様)であるF-15DJ「イーグル」もしくはF-2Bを使用した訓練を行うことが必須となっています。

 この訓練は、「戦闘機操縦課程(35~37週間)」と呼ばれるもので、その課程を修了した後、ようやく第一線運用を行っている飛行隊に配属されますが、これらの機種は性能的にはF-15JやF-2Aと同じで、言うなれば戦闘機そのものです。すなわち、調達コストも飛行時間あたりの運用コストも高価な機体を練習機として使っているのです。

 それが、LIFTならば戦闘機の半額以下のコストで、これまでF-15DJやF-2で行っていたのと同じ高レベルな訓練を実施できます。しかも、それ以前の訓練段階の機体から機種転換せず引き続き行うことが可能です。

 また、F-35には練習機として用いることが可能な複座型が存在しないため、F-35では「戦闘機操縦課程」そのものが訓練不可能だという事情もあります。現在はイタリアの「インターナショナルフライトトレーニングスクール(IFTS)」に訓練生を派遣し、そこでレオナルド社製M-346「マスター」というLIFTを使わせてもらうことで、F-35パイロット候補生の訓練を実施しています。

【プロペラ駆動だけど新型です】これがT-4よりも高性能なPC-21練習機です(写真)

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コメント

1件のコメント

  1.  私は西側全体の製造能力と空軍戦力を加味して台湾のAIDC T-5の導入を勧めます。

     練習機製造国として挙げられるのは台韓伊米が生産もしくは開発中、再生産で日本のT-4の5択。

    韓国は反日感情を加味してはじかれ(下手すれば意図的に欠陥品にさせられる)

    米国は開発の遅れ、自国向け生産分を加味するといつ届くか不明。

    イタリアは練習機の生産能力を回すぐらいならF35の生産をして米国に輸出してもらいたいく、

    これは輸送機不足に悩む日本も同様(川崎にはC-2輸送機の製造に集中してほしい)

    となると台湾しかない。

     台湾練習機は同国戦闘機の製造能力を加味すると月産2機同国の採用機数を考えれば2026.27年には台湾向け製造が完了し、同機を原型とする軽攻撃機の生産に移ることが予想できる(台湾空軍F5の代替え機)

     しかし、もとは練習機であることを考えるとF16などよりは劣ることは否めず、できればそちらで代替えしたいだろうが費用面や生産能力面で台湾に不利をもたらす。故に日本が練習機を購入すれば台湾は問題を解決でき、その分良い戦闘機を導入できる。

     これは極東有事の際の戦力の大きく影響するであろう。

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