戦闘機パイロットの養成 国内でできなくなる!? 新型練習機に必須な要件とは?

航空自衛隊では、次期主力戦闘機として最新のF-35「ライトニングII」の数を増やそうとしています。しかし、それに合わせて必要な操縦士の養成は国内で行えていません。実施するためには、T-4では性能不足なのだそうです。

T-4使ってるブルーインパルスはどうなる?

 このように、2024年現在、航空自衛隊はF-35パイロットの養成を自国内で行えていない状況にあるのです。だからこそ、LIFTに相当する練習機が早急に必要だと言えるでしょう。

 では現状、LIFTに区分される練習機にはどのようなものがあるのでしょうか。代表的な機種は、前出のM-346「マスター」以外には、KAI(韓国航空工業)製のT-50「ゴールデンイーグル」、そしてプロペラ機ながらスイスのピラタス社製PC-21が挙げられます。また、ボーイングとサーブが共同開発したT-7A「レッドホーク」が、アメリカ空軍においてまもなく実用化を迎える予定です。

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アメリカ空軍の次期ジェット練習機T-7「レッドホーク」(画像:Saab)。

 次期練習機がどのような形で開発されるのかはわかりませんが、これらの機種を原型とした派生型となるか、少なくとも同等の機種となるでしょう。

 なおT-4を使用する「ブルーインパルス」の後継機ともなるとも報じられていますが、今回はあくまでも練習機としてのT-4の後継機であり、「ブルーインパルス」の後継機ではありません。とはいえT-4の退役によって「ブルーインパルス」の機種更新も行われるはずなので、その後改めて機種が選定されることになるでしょう。

 ゆえに、ひょっとしたら、新型練習機が新たな「ブルーインパルス」の運用機になる可能性も秘めている、そんな感じです。

【了】

【プロペラ駆動だけど新型です】これがT-4よりも高性能なPC-21練習機です(写真)

Writer:

1981年生まれ。航空軍事記者、写真家。航空専門誌などにて活躍中であると同時に世界の航空事情を取材し、自身のウェブサイト「MASDF」(http://www.masdf.com/)でその成果を発表している。著書に『JASDF F-2』など10冊以上。

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コメント

1件のコメント

  1.  私は西側全体の製造能力と空軍戦力を加味して台湾のAIDC T-5の導入を勧めます。

     練習機製造国として挙げられるのは台韓伊米が生産もしくは開発中、再生産で日本のT-4の5択。

    韓国は反日感情を加味してはじかれ(下手すれば意図的に欠陥品にさせられる)

    米国は開発の遅れ、自国向け生産分を加味するといつ届くか不明。

    イタリアは練習機の生産能力を回すぐらいならF35の生産をして米国に輸出してもらいたいく、

    これは輸送機不足に悩む日本も同様(川崎にはC-2輸送機の製造に集中してほしい)

    となると台湾しかない。

     台湾練習機は同国戦闘機の製造能力を加味すると月産2機同国の採用機数を考えれば2026.27年には台湾向け製造が完了し、同機を原型とする軽攻撃機の生産に移ることが予想できる(台湾空軍F5の代替え機)

     しかし、もとは練習機であることを考えるとF16などよりは劣ることは否めず、できればそちらで代替えしたいだろうが費用面や生産能力面で台湾に不利をもたらす。故に日本が練習機を購入すれば台湾は問題を解決でき、その分良い戦闘機を導入できる。

     これは極東有事の際の戦力の大きく影響するであろう。

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