国道沿いのコンビニかと思ったら「高速道路PA」だった!? 一般道と“ほぼ一体化” 背景にある“方針転換”

施設だけ使いたい 以前からあったニーズ

「ぷらっとパーク」のほか、NEXCO東日本の「ウォークインゲート」、NEXCO西日本の「ウェルカムゲート」を含め、一般道から利用可能なSA・PAは全国で250を超えます。2005年に日本道路公団が民営化されてNEXCOが発足して以降、各社はSA・PAを高速道路利用者だけでなく、地域の人にも利用してもらう方針に転換、ゲートを順次増やしてきたのです。

 SA・PAの運営会社に以前話を聞いたところ、そうしたニーズは近隣に飲食店のない山間部などで昔から存在していたほか、将来的な人口減少で高速道路の交通量が増えないと予測されるなか、SA・PAを地域連携の拠点にする狙いがある――こう口を揃えていました。

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NEXCO東日本のウォークインゲートの例(画像:NEXCO東日本)。

 ちなみに駒門PA下り線、一般道側の交差点の向かいにはホテルがあり、天然温泉の立ち寄り利用が可能(6―25時)なのは嬉しいところでしょう。高速道路の利用中はカーナビも高速モードになるなど、高速道路の施設のみに着目しがちですが、このように一般道側との行き来が可能なところでは、SA・PAに近い施設の利用も視野に入るようになります。

 その一方で、こうした一般道とのゲートを通じ、人と待ち合わせ相乗りで高速道路を利用するといった行為は、認められていません。

【了】

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