都内「自転車が命がけ!」危険スポット5選 「左折車こわっ!」「マジで、ここ進むの…?」

自転車の通行方法はしばしば議論になりますが、都内には、ルールに厳密な自転車が、危険な思いをするスポットもあります。通行注意な5か所を紹介します。

「車道を進め」が怖すぎる…

 できれば車道を通りたくない――そんな道路もあります。

湾岸道路(国道357号)

 東京の湾岸沿いに首都高湾岸線を挟みつつ走る一般道の大動脈が、国道357号です。開通当初に多く見られた他の道路との平面交差は改良が進み、多くの交差点を立体交差でまたぐ、快適な道路になっています。

 この湾岸道路、そうした立体交差の高架部やトンネルをのぞき、大部分で自転車の通行がOKになっています。

 制限速度は60km/hですが、クルマの流れは70km/hを上回り、80km/h近くなることもしばしば。その一方で、車線幅は狭く、自転車で車道を走るのはかなり危険がともないます。湾岸道路を走る際は歩道通行を考えたほうがよさそうです。なお、国道357号の本線歩道の大部分では歩行者の姿を見ることはほとんどありませんが、あくまでも歩行者優先であるということは忘れずに。

皇居・桔梗門警備派出所前(内堀通り内回り)

 皇居前を南北に走る内堀通りは、内回り4~5車線、外回り3車線が確保され、開放感ある大通りです。ただ祝田橋から北上してきた内回りは、東京駅から延びる行幸通りと交差する桔梗門前で、わずかに左へ進路を変え、第一車線、第二車線を走るクルマが左に寄りがちです。

 そのため、自転車でクルマの左側を併走して交差点に進入すると、路肩側に寄ってきたクルマに進路を塞がれ、危ない思いをすることがあります。この区間は流れも速いので、自転車での車道通行は避けたほうが無難でしょう。

 なお歩道走行は「皇居ランナー」が観光客を縫って走っているような状況なので、車道走行とはまた別のリスクがあります。1本東側に並行する日比谷通りであれば、歩道を歩く人も少なく、より安全に移動できます。

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桔梗門警備派出所前。歩道は観光客やランナーだらけ(植村祐介撮影)。

新宿区「近衛坂」(目白日立クラブ裏)

 最後は番外編、山手線目白駅と高田馬場駅の間にある近衛坂です。このエリアには神田川が削った急斜面を上り下りする急坂がいくつもあり、斜度だけで言えばもっと急なところもあります。しかしここをチョイスした理由は、その道のつくりです。

 高低差約15mを100mで結ぶ坂道は、クルマ1台分の幅で、かつ緩やかなS字になっていて、見通しがありません。坂は下から上への一方通行で、上から自転車で降りてきたときに上ってくるクルマに出くわすと、逃げようがないのです。しかもここは、坂の上の高級住宅街に住む人々を乗せたタクシーが通る抜け道になっているため、道幅の割に交通量は多めです。

 また路上にはスリップの原因となるマンホールが罠のように待ち構えています。もしマンホールの上にタイヤがあるときに慌ててブレーキを握ると、スリップしての転倒は必至です。

 かつては住戸の駐車場に出入りするための金属製スロープが設置され、路肩に逃げることも困難でしたが、自転車への配慮のため(?)か、現在は撤去されています。

※ ※ ※

 以上、東京の自転車危険スポットを5つ、ご案内しました。自転車に乗るとき、ルールを守ることは大切ですが、ルール至上主義ではかえって危険な場合もあります。そのあたりはぜひ柔軟な対応を心がけましょう。

【了】

【激ヤバ!】「自転車が命懸け!」スポットの現場(写真)

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