渋谷駅の大改造で「首都高」も大変貌!? 年季の入った“素顔”むき出しにされたワケ
「100年に一度の大開発」で、次々に新しい建物が立つ渋谷駅。そのなかで明らかに古さが目立っているのが“首都高”です。開通から60年、首都高も変わるのでしょうか。
渋谷駅をまたいで60年 首都高はどうなる?
「100年に一度」といわれる大開発が続く渋谷駅周辺。駅の周りには次々と新しい建物が立ち、駅と各施設をつないぐ空中デッキが張り巡らされてきています。山手線ホームの下をくぐる国道246号(玉川通り)にも、駅の東西の交差点を覆うような横断デッキができました。
その一方で既存の渋谷駅舎など、古い建物の一部取り壊しも進み、まさに破壊と再生が同時並行の2024年現在。そのなかで、やや古さが目立っているのが「首都高」です。
渋谷駅の谷間を一気に跨ぐかのごとく、国道246号の上空に首都高3号渋谷線の高架ができたのは、前回東京オリンピックが開催された1964(昭和39)年のこと。大きな橋脚の左右に橋桁を張り出していくという。山間部の谷に適用されていた「ディビダーク工法」、別名「やじろべえ工法」を採用した架設は、当時大きな注目を集めたといいます。
それから60年、首都高の高架橋の渋谷駅西側は、2024年以降、橋桁に蓄積したサビや汚れが“むき出し”の状態が続いていました。
2023年1月に新ホームへ切り替わった山手線ホームからは、旧外回りホーム側の解体が進み、これまで駅舎に隠れていた首都高の姿が見えるように。古さが目に付いていた人も多いのではないでしょうか。
それもそのはず、現在、渋谷駅西側の首都高の橋桁は、外装パネルを外している状態なのです。60年の年月を刻んだ構造物の“素顔”が見えているというわけです。
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