“プラモデルの壁”に圧倒!ぜんぶ買える!! タミヤ「東京の新拠点」ナゾの吹き抜けに込めた思い

子どもたちにもっと知ってもらいたい!

 白を基調とした施設は、大きな窓で外からも内部の様子が目立っています。さらに、商品を陳列する棚は、中央や下部に大きな空間があり、水平方向に“吹き抜け”となっています。実はこの吹き抜けこそ、プラモデルに今まで馴染みのなかった人、特に子どもを持つ親へのメッセージが込められているのだとか。

「黒を基調で秘密基地っぽく、というのもいいのですが、ご家族での利用も考え、白で清潔感があった明るい場所にしました。また、棚の吹き抜けや足元のスペースからは、すぐにお子さんがどこにいるのかが分かります。また、ベビーカーでも自由に行き来できるスロープや授乳室なども設置しています」(田宮専務)

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施設内に展示されている1/1「アバンテ」(乗りものニュース編集部撮影)。

 こうした子どもへのアピールは、プラモデルの需要以外のものも生む可能性があります。

 模型店が全国的に多かった時代は、プラモデルなどを通じて、クルマや飛行機などの学びにつながり、テクノロジーや歴史に詳しくなる人も多かったといいます。田宮専務もモデラーの知識には驚かされることもあるということで「『模型はすごいんだぞ』というのをもっと子どもたちに広めたいですね」と明かしました。

【了】

【あ、昔見たやつ!】これがミニ四駆などの箱絵の原画です(写真)

Writer: 斎藤雅道(ライター/編集者)

ミリタリー、芸能、グルメ、自動車、歴史、映画、テレビ、健康ネタなどなど、女性向けコスメ以外は基本やるなんでも屋ライター。一応、得意分野はホビー、アニメ、ゲームなどのサブカルネタ。

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