ビッグモーターほんとに変わる? 新会社「ウィカーズ」不正の焼け野原からの出発 国交省幹部「期待している」

不正を重ねたビッグモーターを買収した伊藤忠グループの新会社「ウィカーズ」が発足し、国交省と初めて面談しました。中古車や自動車整備の信頼性を失墜させ、自動車整備工場の指定を取り消されたままの同社は、どう立て直しを図るのでしょうか。

夏までに全店舗面談、秋には改革プラン公表

「始まったばっかりでそこまで多くの方に会えていませんけども、皆さんプライドを持っておられて、もう一度新体制のもとに頑張りたいと。そういう方々の話を聞くと、何としても改革をやり遂げて社員の皆さん、社員の家族の皆さんが胸を張れる会社にしていきたいという思いを強くしています」(田中社長)

 田中社長は就任以来、1度に3人ほどの少人数で、現場とのオンライン面談を重ねています。

「250店舗をすぐに回れないし、時間がかかってしまうのでZoomを利用しています。ただし大人数のZoomだと浸透度合いが低いので、今日は店長さん3人とか、明日は工場長さん3人とか、それをもう毎日やっていく形で、3か月程度で全店舗の店長さん工場長さんとは、最低でもZoomで1回じかにお話したという形をやりたいんです。実は今日これから帰ってからもそうなんです」(同)

 法令順守に関しては、社員全員に対してコンプライアンスビデオを毎週異なるテーマで送り、意識改革を促しています。

「基本的に我々の会社の状態っていうのは組織風土改革、何回も言って申し訳ないのですが、それと法令順守をやってから、再びお客様に信頼されて支持される会社になると思ってます」(同)

 ウィカーズは新正会社としての改革プランを、秋に予定しています。その評価はまだ先です。

 国交省物流・自動車局の鶴田局長は、ウィカーズの田中社長へ次のように話しました。

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国交省側(左)とウィカーズ側(右)の面談は約20分間続いた(中島みなみ撮影)。

「法令順守、社員教育を徹底されることで何よりまずユーザーの信頼を得て、この業界の発展にも貢献される。これを私としましても、心から期待をしております。先ほど社長から強い決意の言葉をいただきました。国交省としましても御社の生まれ変わった姿をみせていただくことを心から期待しております。ぜひ今後ご尽力をよろしくお願いいたします」

 クルマとともに生きるすべての人々とWEでつながり、中古車のよりよい未来と、よりよい世界をつくることに貢献したい――というウィカーズ。伊藤忠グループの手がける自動車整備工場の再生も、今後の行方が気になります。

【了】

【え、変わった…?】ビッグモーターのウェブサイトは今(画像)

Writer:

1963年生まれ。愛知県出身。新聞、週刊誌、総合月刊誌記者を経て独立。行政からみた規制や交通問題を中心に執筆。著書に『実録 衝撃DVD!交通事故の瞬間―生死をわける“一瞬”』など。

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