高速道路で「人が旗振ってる!」意味わかりますか? 見かけたらそこは「危険」
高速道路を走っているとき、交通規制などで大きな旗を振っている職員を見たことがあります。あの旗はどのような意味を持っているのでしょうか。
旗振り合図している場所は要注意!
高速道路を走っているとき、交通規制などで大きな旗を振っている職員を見ることがあります。あの旗はどのような意味を持っているのでしょうか。
旗を振っているのは、交通管理隊員と呼ばれる人たちで、事故や故障、落下物などの対応を行っています。そうした日々のパトロールの際、交通規制を行う必要があった場合に発煙筒や標識のほかに使用されるのが、旗振りでのドライバーへの合図となります。
つまり旗が振られている場所では、何か交通に支障をきたす問題が起きており、場合によっては危険であるということが考えられます。危険回避のためにも、ドライバーはどのように対応するのか、旗を振る交通管理隊員の指示に従って運転しなければなりません。
NEXCO東日本は公式X(旧:Twitter)において交通規制中の旗振りに関しての解説動画を投稿しています。それぞれの動作の意味は次の通りだそう。
・左から右に旗を大きく振る=「右に寄ってください」
・逆の場合=「左に寄ってください」
・旗を上下する=「速度を落としてください」
・頭の上で2枚の旗を複数回交差させる=「止まってください」
旗の大きさや種類に関してはドライバーに分かりやすいものを意識しているようで、NEXCO東日本の公式サイト「ドラぷら」によると、「旗の大きさは、後続車に危険を認知してもらうため『90×90センチ』と非常に大きい」とのことです。
旗の色は基本として、赤色かだいだい色(オレンジ色)を使用していますが、朝夕方の時間帯には、太陽光と区別しやすいように黄色を使うこともあり、雨の日には、指導棒(赤色の棒状のライト)が代わりになるケースもあるようです。
なお、過去には後続車の突入により隊員が巻き込まれる事故が発生しているということで、NEXCO東日本の公式Xは「わき見は厳禁、前方をよく見て運転を!」と注意を呼び掛けています。
【了】
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