「撮り鉄」歓迎!! 「最後の国鉄形特急」引退に沸く沿線に、“国土交通大臣”が来たワケ 熱烈おもてなしがスゴイ!

「撮り鉄」を一緒に 斉藤大臣が来たワケ

 伯備線のうち5か所のカーブ、4本の橋りょうが架かる備中川面~方谷間を含め、そのすべてが撮影地という高梁市川面・高倉・方谷地区は、鉄道ファンの間では知られた存在です。そこで、他地域での撮影トラブルの事例を受けて住民で発足した「TEAMひとよせ」が来訪者にアンケートをとり、その結果を受けて撮影地の整備のほか、各市民センターや地主に協力を仰ぎ駐車場の提供や誘導を行ったり、仮設トイレを設置したりしました。

「自分たちの町の魅力を教えてくれたファンを歓迎することで、撮影マナー向上と町おこしに繋がれば」との思いがあったといいます。撮影地に隣接する運送会社敷地内に自販機やベンチを設置したほか、飲食店の少ない撮影地で地元弁当店による弁当販売も実施し、好評を得ました。

 この取り組みに対し、「TEAMひとよせ」には今年3月にJR西日本から感謝状を贈呈されたほか、5月25には、斉藤鉄夫国土交通大臣が現地視察に訪れ、関係者を激励。その活動に感銘したといいます。

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沿線では最後の勇姿を収めようとファンが集まっており、引退発表後は当たり前の光景に。方谷―井倉(坪内政美撮影)。

 事務局を務める青野学而さんは昨今の“撮り鉄によるトラブル報道”の印象もあり、当初は住民に理解してもらうのに苦労したと話します。「みなさんの勇気が励みにもなりましたが、責任も感じます。これからは井倉駅など他地域と連携して活動を進め、観光に繋げられれば」と明かしました。

【鉄道ファンはお金を生む】地元の熱烈歓迎の取り組みを見よ!(写真)

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コメント

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1件のコメント

  1. 良かったです