「撮り鉄」歓迎!! 「最後の国鉄形特急」引退に沸く沿線に、“国土交通大臣”が来たワケ 熱烈おもてなしがスゴイ!

いよいよラストラン! 6月14日は各地でイベントを開催

 前出した新見市の井倉駅では、地元住民が運営する井倉駅運営委員会が「381系やくも」引退に伴う記念カードを、国鉄色編成の運行最終日となる6月14日8時30分より381枚限定で配布します。当日、井倉駅観光案内所で観光記念証や缶バッチ、カレンダーポスターなどのグッズを購入した方にひとり1枚を配布するそうです(電話での予約や取り置きは不可)。

 当日は地域間を越えた交流と賑わいを目的に、隣の高梁市から、鉄道ファンへのおもてなしを行ってきた川面地区の住民や高梁市観光課、観光協会がおもてなしブースを井倉駅前に構え、ファンの間で話題となった撮影地弁当の販売や、地域のおばあちゃんたちが手縫いで製作した「やくもストラップを」配布、高梁市の観光PRも行います。駅ホームでは381系通過時に、地元の方々による手作りプラカードで見送るそうです。

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6月14日の「やくも19号」でその役目を降りる「緑やくも」編成。多くのファンの目を楽しませた。方谷―井倉(坪内政美撮影)。

 また、国鉄色編成による「やくも9号」が新見駅を発車(12時16分)した後、13時より、駅前にある新見市観光協会・観光案内所にて井倉駅同様、「381系やくも」引退記念カードを381枚限定で配布します。当日、観光案内所でこの日から発売を開始する「新見鐡道観光証」などのオリジナル鉄道グッズを購入した方にひとり1枚を配布するそうです(電話での予約や取り置きは不可)。

【了】

【鉄道ファンはお金を生む】地元の熱烈歓迎の取り組みを見よ!(写真)

Writer: 坪内政美(スーツの鉄道カメラマン)

1974年生まれ、香川県在住。いつでもどこでもスーツで撮影に挑む異色の鉄道カメラマン・ロケコーディーネーター。各種鉄道雑誌などで執筆活動をする傍ら、予土線利用促進対策協議会のアドバイザーやテレビ・ラジオにも多数出演するなど、鉄道をワイフワークに活動している。著書に「鉄道珍百景」「もっと鉄道珍百景」「駅スタンプの世界」「100万キロを走ったセドリック」(いずれも天夢人刊)がある。

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コメント

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1件のコメント

  1. 良かったです