初公開!「140mmの巨砲」戦車を実見 ハイテク・めちゃ速 もう完成形? 射撃音は「スゴイです」

ユーロサトリ2024で初公開された140mm戦車砲は、それを搭載する戦車も既存のものとは異なるフォルムをまとっていました。しかし、これは試作車ではないとのこと。さらに140mm砲の開発スケジュールも判明しました。

これは新型戦車ではありません!

「EMBT-ADT 140」の特徴には、主砲の大きさだけでなく、それを搭載する砲塔自体がまったく新しいものであるという点も挙げられるでしょう。

 140mm滑腔砲「ASCALON」を搭載する砲塔は完全無人化されており、砲弾の自動装てん装置も装備。砲塔内部は無人化されたことで、大口径砲を搭載しながらも全体的なシルエットは比較的小さくすることに成功しています。

 メーカー担当者もこれに関しては次のように語っていました。

「砲塔を小型化したことで、最新の140mm砲をどんな車体にでもフィットさせることが可能です。車体はフランス製『ルクレール』でも、ドイツの『レオパルト2』でも、はたまた全く新しい戦車でもなんでも大丈夫です」

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砲塔側面には誇らしく新型砲塔の名称とその口径サイズが書き込まれていた(布留川 司撮影)。

 なお、「EMBT-ADT 140」は最高速度65km/hで走行可能です。前述したような各種装備品を鑑みると。もう戦車として完成しているようにも思えます。ただ、この車両の位置づけはあくまでもデモンストレーター。よって、「EMBT-ADT 140」がそのまま次世代の戦車になることはない模様です。

 KNDSのスタッフも「この車両はドライバーとオペレーター(いわゆる砲手)の2名で動かせますが、それは試験用車両だから。実用戦車にするためには、もう1人、指揮官となる乗員(すなわち車長)が不可欠です」と語っていました。

 説明によると、来年には「EMBT-ADT 140」で射撃試験を行うそうなので、この新たな140mm砲の真価は、そのとき試されると言えるでしょう。

【了】

【正面からだと小さっ!!】これが無人砲塔ならではのサイズ。砲塔先端の形状も(写真)

Writer:

雑誌編集者を経て現在はフリーのライター・カメラマンとして活躍。最近のおもな活動は国内外の軍事関係で、海外軍事系イベントや国内の自衛隊を精力的に取材。雑誌への記事寄稿やDVDでドキュメンタリー映像作品を発表している。 公式:https://twitter.com/wolfwork_info

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