JR武蔵野線に、乗り換えたいんです… 完全スルーされる私鉄路線とは? 知る人ぞ知る乗換ルートが存在!?

都心から放射状に延びる鉄道路線どうしをつなぐJR武蔵野線は、各沿線からの移動に便利な存在ですが、接続していない路線もあります。その一つが西武新宿線。どのように乗り換えればいいのでしょうか。

交差していることすらわからない「武蔵野線×西武新宿線」

 東京の外縁を結ぶJR武蔵野線は、都心から放射状に延びる鉄道路線どうしをつなぎ、各沿線からの移動に便利な存在です。しかしなかには、交差しているのに乗り換えられない路線もいくつかあります。
 
 その一つが西武新宿線です。武蔵野線は同線の下をトンネルで通過してしまうため、交差していることすら認識できません。では、西武新宿線から武蔵野線はどう利用すればよいのでしょうか。

Large 240626 musashino 01

拡大画像

武蔵野線の新小平駅(乗りものニュース編集部撮影)。

 西武とJRの「公式」の乗り換えに従えば、新宿線で所沢まで行き、池袋線に乗り換えて1駅、秋津駅からJR新秋津駅に乗り継ぐ方法が考えられます。ただ、秋津/新秋津の乗り換えは商店街を歩くうえ、西武新宿方面から武蔵野線の府中本町方面に行く場合は、かなり迂回となるため気が引けるところです。

 このほか、新宿線から府中本町方面に乗り換える方法は大きく2つあります。

●青梅街道駅/新小平駅ルート(徒歩)

 ひとつは「青梅街道駅/新小平駅」の乗り換えです。新宿線から拝島線直通列車に乗り、小平から1駅、萩山駅で多摩湖線の国分寺行きに乗り換えます。その次の駅が「青梅街道」で、実際行ってみると、「新小平駅まで徒歩10分」との案内がありました。乗り換える人は少なくないのでしょう。

 青梅街道駅は文字通り「青梅街道」に面した単線の小駅で、新小平駅までは、道路の北側の歩道を一直線に歩けば着きます。歩行者用信号も2つしかなく、10分もかからないのでは、といったところ。とても分かりやすい動線です。

●小川/国分寺/西国分寺ルート

 もう一つは、拝島線で萩山の次の小川駅まで行き、国分寺線に乗り換えて国分寺駅へ、そこからJR中央線に乗り換えて1駅、西国分寺で武蔵野線に乗り換える方法です。歩くのは短いですが、混雑する国分寺駅でのターミナル移動や西国分寺での上下移動があります。

 もちろん、萩山から多摩湖線で国分寺に出てもOKなのですが、接続の関係か、あるいは階段を上がって隣のホームに行く必要があるためか、乗換案内サービスなどでは小川駅乗り換えのルートが上に表示されました。小川駅では拝島方面行きと国分寺行きが同一ホームで乗り換え可能です。

 青梅街道/新小平ルートと小川/国分寺/西国分寺ルートとで、乗り換えられる武蔵野線の列車(府中本町方面)は同じです。前者はGoogle mapの検索では出ましたが、乗換案内サービスでは表示されないこともあるようです。

【了】

【ウラ乗り換えルートやってみた】西武線と武蔵野線のビミョーな位置関係(地図/写真)

最新記事

コメント

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleのプライバシーポリシー利用規約が適用されます。

1件のコメント

  1. 出発点がどの路線か、武蔵野線のどっち方面に行くかで乗り換え駅を選ぶべきでしょうね。
    武蔵野線は元々貨物線だったため駅のホームでの方向感覚が分かりにくく感じます。
    駅間が長いところが多いので、乗り間違えに注意ですよ。