「第二アクアライン」実現へ本腰!? 花火大会にまで“名称復活” 10年を経て現実味帯びる“意外な理由”とは
10年前とは状況が違う!
こうした要望には、「リダンダンシー(代替性)の確保等の観点」など、10年前にはなかった視点も盛り込まれています。富津市の担当者も「アクアラインの代替になりうるものが必要だという意見も見られるようになった」と話しました。
現在、東京湾口道路はどのような動きになっているのでしょうか。
富津市が旗を振る東京湾口道路の建設促進協議会は、2024年度に入り、企画政策部企画課から建設経済部の都市政策課に移管。建設促進協議会から格上げした「期成同盟会」の立ち上げに向け、房総の自治体や民間経済団体とも連携しながら、基礎固めを行っているといいます。
まずは千葉県側で期成同盟会を立ち上げ、継続的に要望活動を行っていきたいとのこと。なお、トンネル主体か、橋主体かといった道路構造はもちろん、誰が、いつ、どうやって整備するかという話も具体にはなっていないといいます。
ちなみに、東京湾口道路ができれば、アクアライン開通後も東京湾を横断する交通機関として残る「東京湾フェリー」(久里浜-金谷)は、その存続が危ぶまれることは必至です。前出のツイートでも、東京湾フェリーは「みんなフェリーで渡ろうよ…(震え声)」と反応し、応援コメントが多数寄せられることとなりました。
東京湾フェリーは、「東京湾口道路の実現は何年先かわかりませんが」としつつ、その動きを見守っていくようです。富津市の担当者も、「フェリーの代替等の話はまだまだ着手できていない」と話しました。
【了】
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