「世界一」の愛称も持っていた伝説の元FDA機、今後の“余生”が明らかに 3月に退役した4号機
ある意味里帰り?
3月に運航終了
静岡を拠点とする航空会社、FDA(フジドリームエアラインズ)初の退役機、4号機(JA04FJ、機種:エンブラエル170)。2024年3月にラストフライトしたこの機体のパーツに、新たな役割が与えられる予定です。
4号機の頭部パーツ、主翼先端の立ち上がった機構「ウイングレット」などは今後、長野県に寄贈されます。
FDA機は機体ごとに異なるカラーリングが特徴ですが、4号機は信州の山々をイメージさせるというグリーンのカラーリングを持ちます。4号機は2010年10月に運航開始して以来、同社で3万時間以上のフライトを重ねてきたといいます。また、2011年7月には長野県松本市から、飛行機としては初めて「松本市観光大使」に任命されるなどユニークな経歴を持ち、今回の長野県へのパーツ寄贈も、同機の経歴にちなんだものだそうです。
なおこの4号機、とあるFDAのパイロットによると、世界のエンブラエル170のなかで最も着陸回数が多かった機体だと製造メーカーから告げられたといいます。
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