史上最強の「ベンツGクラス」 特殊部隊も愛用する納得の理由 ドローンとも連携します!

ドローンだって装備

「ユーロサトリ2024」のラインメタル社ブースに展示された「カラカル」には、いくつかの兵器が搭載されており、軍用車両らしいスタイルとなっていました。

 車体上部の銃座には40mmグレネードランチャー、助手席には軽機関銃がそれぞれ装備されていました。また、荷台部分には4つの円筒形の物体が斜めに取り付けられていましたが、これは「HERO140」という名前の徘徊ドローンの発射機です。

 徘徊ドローンとは、戦場において一定時間、飛行し続ける無人機のことで、上空から地上を監視するだけでなく、必要であればそれ自体が体当たりして誘導兵器になることもあるとのこと。これら武装のバリエーションの多さと攻撃力の高さは、他の軍用車両と比べても十分に強力なものだといえるでしょう。

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デモンストレーション走行を行う「カラカル」(布留川 司撮影)。

「カラカル」のボディはモジュラー式の設計となっており、任務や用途に応じて武装や装備を組み替えることでさまざまな姿に変えることが可能です。展示車は、重武装ですが運転席側のフロントガラス以外は窓がなく、運転席と助手席以外はフレームしかないオープントップ仕様となっており、ドアも取り外し可能な簡易的なものになっていました。

 このような攻撃力と軽量化に特化した構成は、空挺部隊や特殊部隊での運用を想定したものですが、たとえば密閉型のキャビン仕様にすれば、兵員輸送や野戦救急車といった任務に用いることも可能です。また、ボディの仕様変更だけでなく、シャシーを延長し3軸6輪にして積載量を増やした、輸送モデルも用意されています。

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