電動キックボード等「特定原付」1年で死亡事故ゼロでした。でもほとんどが“加害者”です 警視庁管内

え、「飲酒運転」そんなに多い!?

 また、年間の事故状況とは別に、日本経済新聞は、都内で発生した2024年1-5月の電動キックボード人身事故の25%で「飲酒」があったことを報じています(7月13日)。

 警視庁交通部は、これからの取締りについて、次のように話しています。

「信号無視や歩道通行など他人に危害を加えるような悪質・危険な交通違反に重点を置いた取締りを実施するほか、飲酒運転の取締りについても強化する」

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飲酒取締りでは、四輪車やバイクに混じって、電動キックボードの運転者も検問を受けた。2023年12月(中島みなみ撮影)。

 電動キックボードのシェアサービス事業を展開する「ループ」(Luup)は、警察からの情報提供を受けて、違反者などのアカウントを停止。独自の点数制度を構築し、無期限の利用停止をする対策も公表しています。

 免許を持たない人の交通安全教育をどうすべきか。1年間の事故状況は、その必要性を訴えているようです。

【了】

【公開】特定原付の事故件数と「加害者になりまくっている」現状(画像)

Writer: 中島みなみ(記者)

1963年生まれ。愛知県出身。新聞、週刊誌、総合月刊誌記者を経て独立。行政からみた規制や交通問題を中心に執筆。著書に『実録 衝撃DVD!交通事故の瞬間―生死をわける“一瞬”』など。

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コメント

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1件のコメント

  1. 電動キックボードが交通弱者ですか? 数年前から電動キックボード運転者の当て逃げ事故や逆走行為が多発化、社会問題化していましたが? 警視庁が音頭をとって一斉摘発に乗り出さないから地方警察本部が見て見ぬふりフリするんだと思います。もし、外国からきた国賓客や日本政府要人かその孫辺りが電動キックボード事故の被害者になった途端、警察も本腰入れて法改正に動き出すんでしょうね。