• 2024.08.26
• 乗りものニュース編集部

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実は中国軍の領空侵犯発表は初めて。

侵入機はY-9情報収集機

　防衛省は2024年8月26日、中国人民解放空軍の「Y-9情報収集機」1機が、日本の領空に一時、侵入したと発表しました。

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　Y-9情報収集機は26日午前11時29分から11時31分頃にかけて、長崎県五島市の男女群島沖で領空侵犯を行ったとのことです。

　この領空侵犯を受け、航空自衛隊は戦闘機をスクランブル発進を行い、通告及び警告を実施するなどして対応。侵犯機は領空の外に出ました。なお、中国軍機の領空侵犯が日本で確認・公表されたのは今回が初めてとなります。

　Y-9は元々、中華人民共和国製の多用途中型輸送機として開発され、2016年に就役した比較的新しい機体です。

　輸送機のほかに、早期警戒機や哨戒機などの複数のタイプが存在しますが、自衛隊統合幕僚監部が「Y-9情報収集機」と呼称するタイプはY-9JBやY-9DZと呼ばれており、今回はY-9DZの可能性が高いようです。これらの機体の主な任務は対潜哨戒、通信や電子信号を傍受する諜報活動といわれています。

【了】

※一部修正しました（8月28日11時10分）。