ハマったら辛い!関東の「めちゃ渋滞する橋」6選 回避したくても“他の橋”はあるのか!?
首都圏や近郊の数ある渋滞ポイントのなかで、とりわけ深刻な混雑が発生する箇所に「橋」があります。逃げ道もなくなりがちで、なるべくなら避けたい、でも周りに橋が少なく避けにくいことも。そんな“難所”を紹介します。
「橋」は猛烈な渋滞ポイントに
関東を流れる代表的な大河「利根川」と「荒川」の中下流は、江戸時代から河道の付け替えを含む大きな改修が続けられ、かつて現在の「江戸川」の流路を本流とし東京湾につながっていた利根川は銚子方面へ、また現在の隅田川に注いでいた荒川は東に並行して作られた放水路をたどるという現在の姿になりました。東京の洪水対策に大きな効果をもたらし、その後の治水対策で、さらに高い堤防と広い河川敷なども整備されました。
しかしその一方で、新たな課題として浮上しているのが「渋滞」です。
それぞれの大河に架かる橋は多いとはいえず、その橋の両側に都市圏が広がった現在、各地で「橋を渡るクルマの集中による渋滞」が発生しているのです。ここでは、そんな利根川、荒川水系の「橋渋滞」の難所を6つ、ご案内します。
流山橋(江戸川・橋長410.8m)
埼玉県三郷市と千葉県流山市をつなぐ埼玉県道・千葉県道29号の橋が「流山橋」です。
西側は三郷市の中心街、東側は1990年代なかばまで農地と住宅地が混在する状況でしたが、その後、急速に市街地化が進みました。
こうした両岸の生活にかかわる交通に加え、上流は玉葉橋まで約8km、下流は上葛飾橋まで約5kmと隔たっていること、三郷市側につぎつぎにオープンした大規模商業施設に来場するクルマで周辺の交通量が激増したことで、2000年代以降は「渋滞する橋の代名詞」的な扱いを受けることになります。
そしてこの流山橋の渋滞を避けるため、常磐道の三郷料金所スマートICから流山ICまでの1区間だけを利用するクルマも少なくありません。
埼玉県はこの渋滞対策として新たな橋の建設に着手、2023年に上流約2kmの地点に片側2車線の「三郷流山橋」が供用されましたが、早期開通のため有料道路方式としたため、流山橋の渋滞を大きく緩和するには至っていません。
野田橋(江戸川・橋長395m)
埼玉県(松伏町)と千葉県(野田市)を隔てる江戸川を、埼玉県道・千葉県道80号で結ぶ橋が「野田橋」です。
埼玉側は田園地帯、千葉側は市街地ですが、いずれも工場や倉庫なども多く立地していること、また国道4号と国道16号を短絡するルートでもあることから交通量は非常に多く、両岸の周辺道路を含め、日中はほぼ渋滞気味です。上流の国道16号金野井大橋、下流の玉葉橋とも遠く、渋滞の抜本的解消には、中間に取付け道路も含めた新たな橋の建設が不可欠と言えるでしょう。
秋ヶ瀬橋からさいたま市内西区田島火の見下は県道40号との重複区間なので扱いは40号です。
埼玉県の場合、重複区間は低い番号扱いです。
Googleマップでは79号と勘違いしそうですがストリートビューでは県道40号に、Yahooマップでは40号ですよ。