ハマったら辛い!関東の「めちゃ渋滞する橋」6選 回避したくても“他の橋”はあるのか!?

埼玉県内の関所「荒川」

 荒川水系も渋滞の要注意ポイントがあります。

秋ヶ瀬橋(荒川・橋長1045m)

 荒川の中流域、さいたま市と志木市を結ぶ埼玉県道79号の橋が「秋ヶ瀬橋」です。

 橋は片側1車線ながら、日常的に交通量が多く、国道17号「新大宮バイパス」に近い東側、生活道路レベルの道路が入り組み信号の多い西側とも渋滞気味なこともあり、朝夕のラッシュ時には橋上の両方向が渋滞するクルマで埋め尽くされることもあります。

 とくに移動に時間がかかるのは週末夕方の東行きで、新大宮バイパス「田島」交差点を先頭とした渋滞は、ノロノロとしか進みません。

 上流側の国道463号「浦和所沢バイパス」の羽根倉橋がさいたま市側の交通容量不足により東行きがいつも渋滞気味であること、下流側の国道298号の幸魂大橋(外環道の一般部)は取り付け道路へのアプローチがスムーズでないことなどから、効率的な迂回路もありません。

 さらに2023年に国道254号「和光富士見バイパス」が一部開通し、県道79号に接続する県道40号の交通量が増えたことも、渋滞に拍車がかかる原因となっています。

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秋ヶ瀬橋。「和光富士見バイパス」の延伸でさらに重要性を増した(乗りものニュース編集部撮影)

入間大橋(入間川・橋長314m)/開平橋(荒川・橋長816.8m)

 上尾市と川越市を結ぶ埼玉県道51号は、開平橋で荒川を、続く入間大橋で入間川を渡ります。そしてこのふたつの橋の間の背割堤上には「入間大橋」交差点が設けられ、県道339号が北に分岐するという、やや特異な形状をしています。

 そのため、主に夕方の時間帯には、この交差点を先頭に、県道339号を川島方面から南下してきたクルマが渋滞しがちです。とくに休日の午後、入間大橋交差点の南側の河川敷にあるオフロード競技施設でのイベント終了時には、退出するクルマで県道339号からの右折が妨げられ、渋滞長が500m近くに延びることもあります。この間はUターンする場所もないため、動かない渋滞を我慢するしかありません。

 県道339号から入間大橋交差点にアクセスする場合は、スマホの地図アプリなどで渋滞状況をあらかじめ確認し、必要に応じ上尾方面は荒川上流の樋詰橋、川越方面は入間川上流の出丸橋へ迂回しましょう。ただしいずれも河川敷レベルで両岸をつなぐ冠水橋のため、増水時は通行止めとなります。

【橋が少ない…】関東の「渋滞する橋」6か所の位置(地図/写真)

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コメント

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1件のコメント

  1. 秋ヶ瀬橋からさいたま市内西区田島火の見下は県道40号との重複区間なので扱いは40号です。
    埼玉県の場合、重複区間は低い番号扱いです。
    Googleマップでは79号と勘違いしそうですがストリートビューでは県道40号に、Yahooマップでは40号ですよ。