東京のターミナル駅「一番長い地下道」はどこ? 端から端まで歩くとヘトヘト!? やっぱりどこも“ダンジョン”だわ…
本当の「最大級ダンジョン」=大手町・銀座エリア
名実ともに、東京最大の地下通路、いや地下通路群を有するのが、この大手町・銀座エリアです。
東京メトロ東西線大手町駅のB9b出口から入り、東西線大手町駅-千代田線大手町駅-都営三田線大手町駅-千代田線二重橋駅-日比谷線日比谷駅-同銀座駅-同東銀座駅の各コンコースを結び、東銀座駅6出口まで、“逆コの字”につながる地下通路は約2.9km続きます。
この間、JR東京駅の地下コンコースから八重洲地下街を通り京葉線地下コンコースにつながるルート、丸の内のオフィスビルの地下から東京駅南側の京葉線コンコースを通り、東京国際フォーラムを抜けるルート、千代田線大手町駅から北に進み経団連会館に至るルートなど、枝道も豊富です。
※ ※ ※
このように広がりを見せる東京の地下通路は、さらに拡張しようとしています。東京駅八重洲口の北側、高さ日本一(385m)となるビル「トーキョートーチ」が建設中の常盤橋エリアも、地下道で大手町駅と直結する予定です。また、新宿西口の青梅街道側など、既存の地下通路どうしをつなげ、さらに利便性を高めようという計画も持ち上がっています。
そうしたルートには地下埋設物の移設など少なからぬ工程が必要ですが、完成した暁には、天候を気にせず徒歩移動できる地下通路の価値が、いっそう高まるに違いありません。
【了】
Writer: 植村祐介(ライター&プランナー)
1966年、福岡県生まれ。自動車専門誌編集部勤務を経て独立。クルマ、PC、マリン&ウインタースポーツ、国内外の旅行など多彩な趣味を通し積み重ねた経験と人脈、知的探究心がセールスポイント。カーライフ系、ニュース&エンタメ系、インタビュー記事執筆のほか、主にIT&通信分野でのB2Bウェブサイトの企画立案、制作、原稿執筆なども手がける。
コメント