本州の北端「列車が来なくなった終着駅」に行ってみたら駅舎がキレイすぎて驚きました! 鉄道を走らせないのはなぜでしょうか?
青森県の津軽半島を縦断するJR津軽線の終着駅である三厩駅は、2022年8月以降、列車が来なくなったままです。しかし、現地を訪れてみたところ、駅舎はきれいに保たれており、利用客の姿までありました。
代替交通機関の駅として今でも活用中
筆者が「三厩駅」を訪れたのは夕方の17時頃。最初は「使われなくなった駅舎を外から見るだけ」と思っていました。しかし、現地を訪れてみると駅舎は手入れが行き届いた状態で維持されており、入口の看板には「三厩駅」の名前と「津軽半島最北端の駅」のフレーズが筆文字風で立派に描かれていました。
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駅舎の待合室はしっかりと手入れが行き届いており、中に入ってみるとそこには1人の利用者がいました。入口の前には稼働中の自動販売機があり、奥のトイレも清掃がされて利用できるほか、夜に備えてライトアップまでされています。
実はこの駅舎は、休止後も列車の代わりに運行している代替バスと乗合タクシーの停車場所として利用されているのです。
2024年9月現在、「JR津軽線(蟹田~三厩間)代行バス」が1日8便(土休日6便)、「わんタク定時便」と呼ばれる乗合タクシーが8便、それぞれ運行されています。区間は、蟹田駅から三厩駅近くにある三厩体育館(「わんタク定時便」のみその先のホテル竜飛と龍飛埼灯台まで運行)までで、朝の7時頃から夜の19時頃まで運行しています。筆者が訪れたときにいた利用者も、代行バスの土休日上り最終便を待っていた人でした。
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