まさかの復活!? 空自の最新ステルス戦闘機に「ファントムII」の派手ハデ塗装だ! 期間限定で基地の外にも

“カラー尾白鷲”はいつまで見られる?

 第302飛行隊の記念塗装機は先月(9月)8日の三沢基地航空祭において、すでに披露されていますが、そのときは尾白鷲のマークも今回のような派手なものではなく、グレー系にマッチしたロービジ塗装でした。今回の派手な記念塗装機は、そのときの機体を式典用に再塗装してカラー化したものになります。

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第302飛行隊の創隊50周年式典での記念写真。任務の都合上ですべての隊員が参加することができなかったとのこと(布留川 司撮影)。

 使われた塗料はステルス性に影響のない特別なものですが、それでも色が付いたことで機体としての視認性は上がっており、この機体は塗装が塗られた状態では訓練のみで使われ、一定期間経った後に通常塗装機へと戻されるとのハナシでした。

 また、カラー化は尾翼だけでなく、空気取り入れ口の国籍マークの日の丸部分もされていますが、こちらは式典のためにシールで赤くしただけ。この状態で空を飛ぶことはないといいます。

 式典には現在の飛行隊の隊員だけでなく、第302飛行隊のOBたちも多く招かれていました。その中にはF-4EJとEJ改を乗りこなしたベテラン隊員も多く、最新鋭のF-35Aの尾翼に二度と見ることができないカラーの尾白鷲マークが再現されたことに感動した人も多かったようです。

【了】

【うっすら旭日も】これが尾翼いっぱいに描かれた「派手オジロワシ」です(写真)

Writer: 布留川 司(ルポライター・カメラマン)

雑誌編集者を経て現在はフリーのライター・カメラマンとして活躍。最近のおもな活動は国内外の軍事関係で、海外軍事系イベントや国内の自衛隊を精力的に取材。雑誌への記事寄稿やDVDでドキュメンタリー映像作品を発表している。 公式:https://twitter.com/wolfwork_info

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