建設進む「川崎のベイブリッジ」に“ランプ追加”へ! “100年に一度の大プロジェクト”に対応 開通見込みも見えてる!
着々と見据えている「扇島」の“開放”
扇島のほとんどは製鉄所をはじめとするJFEスチールの関連施設ですが、同社はその製鉄所の高炉を2023年に休止し、土地利用の転換を進めています。臨海部の約400ヘクタールもの土地の再開発となることから、川崎市も「100年に一度のビッグプロジェクト」と称しています。
この扇島は現在、本土側からの海底トンネル(水江町-東扇島)と扇島大橋(東扇島-扇島)のみが担っていますが、これらはJFEの「構内道路」という位置づけで関係者しか通れず、公道からのアクセスが存在しません。このため市は2028年度からの一部土地利用転換開始に向けた“最低限のアクセス”として、国道357号の扇島-東扇島間や、首都高湾岸線の新出入口などを整備するとしていました。
臨港道路へのONランプ追加は、これによる東扇島への交通負荷に対応するものです。扇島の製鉄所周辺の「先導エリア」は「水素を軸としたカーボンニュートラルエネルギーの受入・貯蔵・供給の拠点」「高度物流拠点や港湾物流拠点の形成」とし、2030年の概成を予定しています。
臨港道路の本線とOFFランプについては、前回評価から変更なしで「2028年頃」を予定。新設のONランプについては、「2031年頃」の完成を目指すとしています。
【了】
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