国会議員の「黒塗り」一般人は乗れるの? 知られざる運転手の身分 じつは使い方でトラブったことも

一般に黒塗りのセダンというイメージが強い、行政機関や立法府の公用車。国務大臣や自治体の首長、衆参両院の国会議員らが公務で使用する場合は利用規約に沿う必要があります。一般にはほとんど知られていない「公用車の使い方」とは。

国務大臣や地方自治体の首長らが公務で使うクルマ

 民間企業における社用車にあたり、政府機関や地方自治体などの公的機関が使用する自動車のことを「公用車」と呼びます。

 広い意味ではパトカーや消防車などの緊急自動車、行政組織が保有する業務用のバスやトラック、職員が移動や連絡に用いるコンパクトカーや軽自動車なども公用車ですが、今回は政府機関の政務官以上の役職(首相や国務大臣を含む)に就く国会議員、自治体の首長などに与えられた専用車、衆参両院の国会議員が移動に使用する乗用車について紹介します。

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黒塗りの公用車のイメージ(画像:PIXTA)。

 これら公用車は、行政施設への乗り入れや公的式典への参加などを踏まえて、排気量2000cc以上のフォーマルなセダン、あるいはミニバンが使用されるのが一般的です。ボディカラーは黒が基本ですが、地方自治体の首長が使用する公用車には、数は少ないものの白やシルバーなども存在します。

 行政機関が保有する公用車のうち、「内閣総理大臣専用車」だけは、テロ対策として防弾ガラスや装甲板が内蔵された特別仕様車となっています。一見するとフロントグリルの内側に青色のLED点滅灯が装備されている以外、外観こそ市販車とほとんど変わりないものの、一定の耐弾性能や防爆性能を有しています。なお、その詳しい性能については明らかにされていません。

 逆にいうと、国務大臣や自治体の首長などに与えられた専用車、国会議員が使用する公用車は、「内閣総理大臣専用車」とは異なり、特殊な装備は持たない市販車と同じ車両です。

【いまや無理!】かつて日本国内を走っていたロシア製の大統領専用車です(写真)

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