誰が高速道路を「逆走」しちゃうの? 矢印読めないの? 事故件数“危険レベル” 対策どうなってるのか

高速道路の「逆走」によって痛ましい事故が起きたNEXCO東日本管内。にわかに信じがたい逆走事案は、どのような人が起こしているのでしょうか。発生状況とさらなる対策が見えてきました。

わざとやるやつ、いる!

 しかし、逆走事案は必ずしも認知症の高齢者ばかりが起こしているわけでもないといいます。

「高齢の方が多いのはその通りですが、認知ができた状態で逆走している人もおり、バラつきがあります。もちろん若い方もいますし、構造上、逆走しやすい箇所のところは対策をしていますが、それでも一定数います」(田仲博幸 管理事業本部長)

 また今回は、NEXCO東日本からの「お願い」として、「逆走車は追越車線(逆走車から見て左車線)を走行してくる傾向」「逆走情報を見聞きしたら速度を落とし、十分な車間距離をとって前方車両の動向を注視しましょう」と呼びかけました。

 しかし、逆走事案の発生から、それが管制センターに“発見”され、道路情報板などに情報が表示されるまでの時間は「通報のタイミングにもよる」(田仲さん)ため、幅があるといいます。その時間が最も危険な状態といえるでしょう。

 そこでNEXCO東日本は2024年度までをめどに、その対策となる新規技術の公募を予定しているといいます。具体的には、AIの画像処理技術による逆走車の検知、その情報を逆走車や周囲のクルマに、スマホアプリやカーナビなどを通じて速やかに通知する技術などです。

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8月の逆走死亡事故を受けて東北道の黒磯板室IC付近で実施した追加対策のイメージ(画像:NEXCO東日本)。

 道路情報板などを司どる管制センターでも、特に警戒している逆走の要注意箇所などはあるものの、何百キロにもおよぶ膨大な範囲を監視しています。一般からの通報が、スタッフのより早い気づきと対処につながるのです。

 だからこそ、監視カメラ映像からAIが即座に逆走の発生を検知できる技術や、それを周囲のクルマに伝える技術によって、リスクを大きく減らせる可能性があります。

【了】

【うわ、マジで行きやがった…】これが“大胆に逆走する”瞬間です(写真)

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