「日本一長い道路トンネル」の新たな顔は“海外製”に 首都高の新型「黄色いバイク」披露 ホンダ製から入れ替え
ドイツで見たパトロールバイクがカッコいい!!
山手トンネルが最初に開通した2007年に配備された黄バイの更新にあたり、CB400が排ガス規制の適用などで供給できなくなるため、首都高側からBMWへパトロールバイクがつくれないか打診したそう。
BMWは世界の公用車の設計などを手掛ける「スペシャルカスタマーズ」で検討を実施。スピーカーを後方に1つ追加して3つにしたり、停車時の赤色灯使用を考慮してサブバッテリーを追加したりしたほか、車体の青いデカールは反射材となっており、様々な角度からの視認性に優れているといいます。
BMWモトラッドのテクニカルマネージャー 平野 司さんによると、首都高側スタッフがドイツで見たBMWのパトロールバイクのデザインを気に入り、首都高側からBMWへ原型のデザインを提案しているのだとか。
ちなみに、当初は必ずしも900ccバイクの想定ではなかったそうですが、パトロール隊は普段からバイクに乗り、ほぼみんな大型免許を取得しているため問題はナシ。従来より重量は30kgほど増加したものの、パワーアップしたことで業務のうえでもラクだそうです。
このBMW製の黄バイは、12月から3台が運用開始予定。残る6台も順次、同じバイクに置き換えていく予定です。
首都高では二輪の重大事故も増大傾向にあり、「バイク隊の役割はこれまで以上に重要です。今回はただの車両更新ではなく、安心・安全のゆるぎない決意を示しています」と原局長は話します。また、ビー・エム・ダブリューの長谷川社長は、「このご縁を機に、四輪車もサポートしたい」と意欲を見せました。
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