「新・青春18きっぷ」は本当に“改悪”? “元が取れる移動”はどれくらいなのか 「オプション券」も本領発揮!?
リニューアルされる「青春18きっぷ」は、使いづらくなったとの声もありますが、実際どれくらいお得で、どう使えるのでしょうか。“新商品”を分析してみました。
それでもやはり、寂しさも残るリニューアル
そして新しい「青春18きっぷ」は自動改札を利用することができるようになりました。有人改札できっぷに日付スタンプを押してもらう必要がなくなったことで、スムーズに利用を開始できそうです。
一方で、駅名入りの日付印や手書きの日付記入、途中下車印を押してもらう必要もなくなってしまうことは、「青春18きっぷ」のひとつの風情や味がなくなってしまう寂しさも感じます。
きっぷのサービスが大幅にリニューアルした「青春18きっぷ」。使いづらくなった一面はありつつも、普通にきっぷを買うよりも断然お得であることに変わりはありません。新しいルールを実感することも含め、まずはこの冬「青春18きっぷ(3日間用)」を使って“JR普通列車1万円乗り放題”の旅に出かけてみるのもいいかもしれません。
※一部修正しました(11/26)
【了】
Writer: 真柄智充(鉄道や旅の編集者)
1972年埼玉県浦和市(現・さいたま市)生まれ。雑誌「旅と鉄道」元編集長。26年間にわたる編集プロダクション、出版社勤務において、編集者として400点以上の雑誌、ムック、書籍を制作。2024年に独立。
どんなに不利な制度になっても特定の条件では有利になることもあるでしょね。
結局、JR的には廃止にしたいので、「利用者減少のため」とのいいわけのための制度変更でしょうから、早ければ来年には廃止になるのでは。