静岡の私鉄「満腹グルメライン」!? 駅ナカ飲食店がとにかく多い路線とは 1日で巡るのは無理ゲー?
静岡県の掛川~新所原間を結ぶ天竜浜名湖鉄道は、駅に入居する飲食店が多いです。地方鉄道としては珍しく、駅弁もあります。そこで2日間かけ、グルメ巡りをしてみました。
今度こそ持ち帰り餃子専門店へ
翌朝は宮口駅の「お持ち帰り餃子専門店 山田幸之助」から始める予定でしたが間に合わず、10時4分発の322列車で天竜二俣駅へ。たまたま保存会の方がいたので、駅構内の寝台車ナハネ20とキハ20形気動車を見学できました。なお活動は不定期とのことです。
天竜二俣駅12時46分発の128列車で、13時1分に遠江一宮駅着。駅には「笊蕎麦 百々や」が入っています。蕎麦は「ざる」と、蕎麦の実の甘皮も使った「田舎」の2種類だけですが、「ざる」は鮮烈な味でした。
13時33分に遠江一宮駅を出発し、宮口駅に13時59分着。リベンジも意味も込め、「お持ち帰り餃子専門店 山田幸之助」でお土産用の餃子を買いました。店は料亭のような豪華な内装です。餃子は帰宅後に調理しましたが、ニンニクの効いた強い味でした。
宮口駅14時53分の331列車で気賀駅15時19分着。ここが最後の訪問となりました。中華屋「貴長」で「キングオブ静岡ラーメン」の第1位に輝いた「貴長 塩ラーメン」を注文。コクのあるスープと、適度にコシのある麺は納得の美味さでした。金指駅の窯焼きピザ「piazza」を残してしまいましたが、すっかり満腹になっていました。
改装で休業だったパン屋「メイポップ」ともども、いずれ再訪したいと思います。訪問した店はどれも素晴らしく、同じ路線での行ったり来たりが苦にならないグルメ旅でした。
【了】
Writer: 安藤昌季(乗りものライター)
ゲーム雑誌でゲームデザインをした経験を活かして、鉄道会社のキャラクター企画に携わるうちに、乗りものや歴史、ミリタリーの記事も書くようになった乗りものライター。著書『日本全国2万3997.8キロイラストルポ乗り歩き』など、イラスト多めで、一般人にもわかりやすい乗りもの本が持ち味。
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