「飛行機が突っ込んでくる…!!」頭上すれすれ、バンバン飛んでくるド迫力“映えスポット”とは 結婚写真を撮る人も!?

台湾の飛行機好きの間で知られる「都会の鑑賞スポット」を見学。飛行機が頻繁に、頭上スレスレを飛んでいく現地では、なんと結婚写真を撮る人まで見られました。スリルと“映え”を同時に味わえるスポットです。

たとえるなら「銀座とか赤坂に空港」!?

 台湾北部の首都・台北付近には空港が2つあります。一つは桃園市にある桃園空港国際空港。そして、もう一つが国内便・国際便双方が発着する台北市内の松山空港です。

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台北・松山空港のすぐ脇にある小さなスポットが台湾人の間で人気(2024年、松田義人撮影)。

 松山空港は、台北中心部のど真ん中にあります。東京にたとえれば、銀座や赤坂あたりにいきなり空港があるような構図で、台湾を旅行した方の中には、かなり近い空に飛行機が飛ぶ様子を見たことがある人もいることでしょう。

 その松山空港に「飛機巷」という隠れた名所があります。ここは滑走路のすぐ脇にあり、「すぐ先の滑走路に降りようとする飛行機がかすめる場所」として、台湾人の間でよく知られています。

「飛機巷」へのアクセス方法は後述しますが、筆者が訪れたのは平日の日中。にもかかわらず、「飛機巷」には多くの人が目前に飛ぶ飛行機を一目見ようと集まっていました。

 中には飛行機をバックに結婚写真を撮ろうと構えるカップルもおり、やはり「飛機巷」は台湾人にとっての映えスポットの一つのようです。

まるで「こっちに突っ込んでくる…!!」感覚

「飛機巷」に集まっている人は皆、スマホで松山空港の離発着便の時刻表を眺めていました。当然、時間帯により、離発着便の本数には差がありますが、2024年11月現在の筆者調べでは、平日なら9時台、13時台が最も本数が多く1時間のうちに13―14便が松山空港を行き来します。

 平均すれば4―5分に1度、間近で離発着する飛行機を目にすることができるというわけです。

 筆者も周囲の人にならって飛行機巷で時刻表を眺めつつ飛来を待っていると、東側の空の向こうに1点の光が見え、やがてその光は形となって姿を表し、だんだんこちらに近づいてきました。

 どうも国内線のプロペラ機のようですが、その姿を目を凝らして見続けていると、高度をグングン下げ、まるでこちら目掛けて降りてくるような錯覚を覚えます。かなりヒヤッとしますが、飛行機は数百メートル先の滑走路に向けて高度を落としているだけなので、ここは恐怖をグッと堪えてカメラを構えましょう。

【結婚写真撮ってる人いた!?】これが「頭スレスレ離発着」の一部始終です(写真)

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