「埼玉県唯一の非電化路線」が大変化!新型車両が「ロングシート」になったワケ JRに聞く
新型車両は「4両編成」でも運転可能
――車両の外観イメージを見ると、窓が少ないように見えますが、どのような理由があるのでしょうか?
扉数を片側3か所とした他、車椅子対応洋式トイレや機器室を設置しているためです。
――車両の定員が減りますが、新型車両は2両編成同士を連結して4両編成で運転することはできるのでしょうか?
4両編成への増結は可能です。列車の編成両数については、ご利用状況に応じて決定します。
――座席はセミクロスシートからロングシートに変わりますが、セミクロスシートに対する不満や改善の要望の声があったのでしょうか?
高崎エリアに限りませんが、セミクロスシートについては「乗降に時間を要する」「座席に荷物を置いて他のお客さまが座れない」「通路が狭くなる」などの声を頂いていました。
――新型車両の導入数は16両で、既存の車両数(21両)よりも少なくなりますが、なぜ減らすのでしょうか。
ご利用状況をふまえ両数は決定しており、また乗降ドアが2か所から3か所に増えたことにより、よりスムーズな乗降が可能になると考えています。
――置き換え対象の車両(キハ110系)はどうなるのでしょうか?
廃車を予定しています。
※ ※ ※
八高線で現在走っているキハ110系は、旅情を感じられるセミクロスシートで、1人掛け席もあるなど、長距離の乗車には適しています。ただ、ふだん利用する通勤・通学客にとってはロングシートの方が好ましい面もあるようです。
【了】
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