南海「2200系」緑色に復元! “さよなら企画”を経て2編成が来春引退へ

南海電鉄の2200系電車2編成が、2025年春に引退します。

無料お披露目会も開催

 南海電鉄は2024年12月10日、2200系電車2編成が2025年春に引退すると発表しました。

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南海2200系電車(画像:南海電鉄)。

 2200系は、1969年に22000系電車として製造され、橋本以南の高野線で運用されました。1997年のワンマン化改造後は、多奈川線などの支線で使われ、2009年には2両1編成が橋本~極楽橋間の観光列車「天空」用に改造されました。

 2025年春に引退する2200系は、モハ2231+モハ2281、モハ2232+モハ2282の2編成計4両です。この廃車をもって、「天空」用の2両を残し、2200系は全廃されます。

 さよなら企画として、2025年1月20日(月)から春まで、1編成(モハ2231+モハ2281)を復刻塗装に変更し、ヘッドマークを掲出します。

 塗装は、22000系として運行していた約30年前の、オリエンタルグリーンの車体にエメラルドグリーンの帯を巻いたデザインです。南海によると、2200系に復元塗装を施すのは初めて。また、ヘッドマークは、復元塗装をモチーフにした2種類を車両の前後にそれぞれ掲出します。

 運行予定区間は、高野線(汐見橋~岸里玉出間の通称・汐見橋線)、高師浜線、多奈川線、加太線、和歌山港線です。

 復元塗装編成の運行に先立ち、1月18日(土)は住ノ江車庫で撮影会を2回開催。参加費は6600円、定員は各回80人です。12月12日(木)から16日(月)17時まで、南海ウェブサイト「ぶらりたび」で先着順で受け付けます。

 翌1月19日(日)は、汐見橋駅2番線で「お披露目会」を開催。10時から15時まで、外観や車内を自由に無料で撮影できます。ピンバッジ(2種類各1000円)やアクリルキーホルダー(700円)、巾着(800円)といった2200系新作グッズの販売も予定しています。

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