秋と冬に翻弄される東北の鉄道 運休・遅延相次ぐ
東北地方の各地で雪や強風、高波といった冬の気象状況によって運休や遅延が発生。約8時間立ち往生するというトラブルもありました。また東北地方ではほぼ同時に、秋の影響でも運行に影響が出ています。
面白山高原で面白くない事態に
東北地方の鉄道路線では、雪や強風、高波の影響で遅延や運休が相次いでいます。
2014年12月3日朝、木が雪の重みによって架線へ傾き、仙山線(仙台~羽前千歳)で停電が発生。山寺~面白山高原間で山形発7時15分の仙台行き快速が、およそ8時間にわたって立ち往生するという事態が発生しました。
同様のトラブルはこの前日、12月2日朝にも秋田新幹線(田沢湖線)で発生しており、やはり一時運転見合わせになっています。
12月3日17時現在、立ち往生した仙山線のほか陸羽東線(小牛田~新庄)と北上線(北上~横手)、米坂線(米沢~坂町)でも雪の影響で遅延や運休が発生中です。磐越西線(郡山~新津)も強風で遅延しています。
ちなみに「面白山」の由来は、『JR・第三セクター全駅名ルーツ辞典』(東京堂出版)によると「山の傾斜面が真っ白に雪化粧する山の意」。現在は営業していませんが、面白山高原駅の目の前にはスキー場があり、日本で唯一の「鉄道でしか行くことができないスキー場」となっています。
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