羽田空港アクセスの前哨戦? ライトアップ、キャラクターが四カ国語を駆使 進化する駅の券売機

京急の駅で「ブレード」の装着やライトの点灯、キャラクターを使っての多言語対応など、自動券売機や自動精算機の進化が進んでいます。その背景には何があるのでしょうか。

「ブレード」が光る券売機、意味するのは

 京急の券売機、精算機には「サイドブレード」が付いています。機械の左右に設置された板状のものです。昔の機械にはなかったサイドブレード、なぜ設けられたのでしょうか。

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赤と黄色に光る「サイドブレード」(画像提供:京急電鉄)。※発光を分かりやすくするため画像を暗く調整しています。

 京急によると、それにはセキュリティーの意味があるそうです。現在の機械はディスプレーが大型化したため、定期券購入時などに個人情報が流出することのないよう、のぞき見を防止するサイドブレードを設けたといいます。券売機に近年設置が進む防犯カメラや鏡と同様、セキュリティーの一環なのです。

 ではなぜ、そのブレードが光るのでしょうか。この点も京急に尋ねたところ、その機械に何の機能があるのか、遠くからでも視覚的に分かりやすくするためだそうです。

 鉄道の駅にある自動券売機には普通のきっぷしか買えないもの、定期券も買えるものなどいくつかの種類がありますが、同じような機械がズラッと並んでいて分かりにくかったという経験を持つ人は少なくないかもしれません。

 そこで京急では、サイドブレードが赤く光っている機械は「定期券と普通のきっぷが購入できる券売機」、青く光っているのは「普通のきっぷが購入できる券売機」、そして黄色く光っているのは「精算機」と分けることによって、そうした分かりづらさの解消を図っているそうです。

 改良が続けられている京急の自動券売機と自動精算機。羽田空港アクセスを担う京急は、訪日外国人が最初に利用する日本の鉄道になる可能性が高い路線です。同社は「誰にでもわかりやすく、誰にでも気持ち良く利用できるよう今後も努めていく」と述べています。

【了】

Writer:

鉄道を中心に、飛行機や船といった「乗りもの」全般やその旅について、取材や記事制作、写真撮影、書籍執筆などを手がける。日本の鉄道はJR線、私鉄線ともすべて乗車済み(完乗)。2級小型船舶免許所持。鉄道ライター/乗りものライター。

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