タイフォンカバーに鉄道ファンはなぜ悩むのか 「ダサい」以外にもある理由

鉄道ファンが、車両に装備されている「タイフォン」という警笛のカバーに細工をした疑いがあり、問題になっています。理由は「空いているとダサいから」と伝えられていますが、別の理由でもタイフォンカバーは鉄道ファンを悩ませる存在のようです。

「プァーン」がタイフォン

 列車の接近を周囲に知らせるため、鉄道車両に装備される警笛。空気で吹鳴させるもの、電子音を使うものなどいくつかの種類があります。鉄道の警笛というと「ファーン」「プァーン」といった擬音がよく用いられますが、そうした音がするのは「タイフォン」という種類の警笛です。

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正面両側に3段並ぶ円状の部分のうち、一番上にあるのがタイフォン。作動するとカバーが開く(2010年9月、恵 知仁撮影)。

 タイフォンは空気を使って鳴らすもので広く鉄道車両に採用されていますが、雪や凍結に弱いという問題が存在。そのため寒冷地を走る車両ではタイフォンにカバーが備えられ、鳴らすときだけそのカバーが開く、という構造が採用されることがあります。

 2015年1月25日、福島県の郡山~会津若松間を結ぶ快速「あいづライナー」で、車両のタイフォンカバーが開いていると「ダサい」として接着剤を使い細工をした鉄道ファンがいたとみられ、現在問題になっています。この「あいづライナー」に使用される485系電車は、先述したカバー付きのタイフォンを備える車両です。

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コメント

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4件のコメント

  1. 接着剤とかって・・・。
    もう頭悪すぎてコメント不能。

    てか、タイフォン開くのがそんなにカッコ悪いか?
    いかにも国鉄型らしくて味があると思うけど。
    まぁ、「撮り」の方じゃないから、その心理は理解しようもないけどさ。

  2. レタッチで細工しろよ!

  3. 前景も込みの構図にすれば誤解の余地はないし・・・

  4. タイフォンカバーが開いていただけで危険な場所で撮影したと疑うのも短慮に過ぎると思うが。
    撮り鉄が持っているくらいのカメラなら望遠も優れているだろうから、撮影禁止区域の外からでも偶然カバーの開いている車両を撮ることはあり得る。