高速船から大砲ドーン!陸でもドーン!? 異形すぎる「どこでも迫撃砲」を離島防衛に使う国とは?
陸上自衛隊が「離島防衛」の専門部隊を設立するなど、態勢整備を進めています。しかし、実際の作戦を考えた場合、不足感が否めないのが火力支援能力です。その解決策になり得る装備が、北欧の軍隊にありました。
離島防衛で「コレが足りない」!
2025年3月24日、陸海空3自衛隊の共同部隊「自衛隊海上輸送群」が新編されました。本土から南西諸島に開設された陸上自衛隊の駐屯地などへ、船舶で人員や貨物を輸送する部隊で、島嶼(とうしょ)防衛の強化が図られます。

防衛省・自衛隊は2010年代以降、南西諸島の島嶼部が侵略を受けた場合に備えて、陸海空三自衛隊が連携して侵略を速やかに排除する体制づくり、いわゆる「南西シフト」を進めてきました。自衛隊海上輸送群はその一環として新編されたものです。
また陸上自衛隊には南西シフトの一環として、2018(平成31)年に水陸両用部隊の「水陸機動団」が編成されています。南西諸島の島嶼部が侵略を受けた場合、奪還作戦の主力となる水陸機動団に加えて、奪還作戦の拠点となる駐屯地への輸送を担当する自衛隊海上輸送群が加わったことで、南西諸島の防衛力が一段と強化されました。
しかし、個々の部隊に目を向けると、不足している能力も少なくありません。その一つが水陸機動団と、同団を支援する陸上自衛隊部隊の“支援火力”です。
水陸機動団が島嶼奪還作戦を行う際に主力となるAAV-7水陸両用車には、近距離の攻撃に使用するMk.19 40mm自動てき弾銃を装備でき、AAV-7に搭乗する隊員も84mm無反動砲などを携行します。しかし、島嶼部に侵攻してきた敵対勢力が装甲車両などを使用して守りを固めていた場合、それを排除するための火力、すなわち大口径の強力な大砲などの装備が不足していることは否めません。
これほんとに迫撃砲?