首都高に設置されたドライバーを引き寄せる光 その効果は?

3月7日の首都高C2中央環状品川線開通で、C1都心環状線の渋滞が緩和される見込みですが、渋滞悪化が懸念される場所もあります。首都高ではそれを見据えた渋滞緩和対策も合わせて行っており、まず2月16日に「エスコートライト」を3号渋谷線下りに設置。はたしてどのようなものなのか、実際に走行し確認してきました。

アクアラインでも渋滞を緩和しているエスコートライト

 この手の渋滞対策をNEXCOは数年前から導入しており、NEXCO東日本は「ペースメーカーライト」、NEXCO中日本は「速度感覚コントロールシステム」と呼称。次のような実績をあげています。

■東京湾アクアライン上り・浮島JCT手前のトンネル内にあるサグ付近(設置延長1km)

渋滞時の平均速度が26.2km/hから33.1km/hに向上。渋滞時の所要時間は33分から28分に減少。渋滞量は55%減少。

■東名高速道路下り宇利トンネル(静岡・愛知県境)付近のサグ(設置延長1.8km)

渋滞発生時、交通量がわずかながら増加(若干渋滞が緩和)。

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夜間はより見やすくなるエスコートライト(2015年2月、清水草一撮影)。

 このほか、東北地方での試験運用でも効果は認められています。改善率は場所によって差がありますが、少ない費用で多少なりとも効果が期待できるのですから、日本の高速道路渋滞の半分以上を発生させている首都高にもこれが導入されるのは、歓迎すべきことです。

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