北陸新幹線を知る「10」の要点

ついに金沢まで延伸開業した北陸新幹線。一番列車の切符が25秒で売り切れるなど、北陸地方の人々や鉄道ファンのみならず幅広い注目を集める新しい新幹線について、ぜひ知っておきたい10のポイントをまとめてみました。

東日本と西日本の狭間で揺れる北陸新幹線

●日本海が見える唯一の新幹線!

 実は、車窓から日本海が見える新幹線は北陸新幹線だけです。最も海に近づくのは新潟県の糸魚川駅付近。東京方面からは進行方向右側、金沢方面からは左側の車窓に注目しましょう。糸魚川駅は海岸まで約400mの距離で、新幹線ホームは地上約17mと高い位置にあるため、日本海が一望できます。

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北陸新幹線は唯一、車窓から日本海が見える路線。糸魚川駅付近が最も海に近い(2015年2月、小佐野カゲトシ撮影)。

●雪対策の設備に注目!

 北陸新幹線は線路の大部分が高架で、線路はその高架橋の一段高いところに敷かれています。これは、列車や除雪車で線路上の雪を両脇によけて、雪を貯めておくスペースを取るためです。この構造は「閉床式貯雪形高架橋」と呼ばれ、北陸新幹線の高架の基本パターンになっています。

 また、住宅地の近くなどでは高架橋に防音壁がありますが、この壁の上部が線路側に斜めに折れ曲がっている区間も見られます。これも、線路に雪が積もるのを防ぐ工夫のひとつです。

●3回も電気の切り替えが!

 日本で使われる電気の周波数は、東日本が50Hz、西日本が60Hzと東西で異なることはよく知られています。北陸新幹線はちょうどこの境目を縫うように走るため、走行中に3回も周波数の切り替えを行います。

 東京発の列車を例にとると、最初の切り替えは長野県の軽井沢駅を出た直後。ここで東日本の50Hzから西日本の60Hzへ切り替わります。

 2回目の切り替えは上越妙高駅を出たあと。ここから新潟県内は再び50Hzになって、糸魚川駅の直後で3回目の切り替えを行い、この先はまた60Hzになります。切り替えは自動で行われるため、列車に乗っていても気づくことはありません。

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