「ムーミン」鉄道博物館のセンターに 「貴婦人」は移動

「ムーミン」の愛称を持つEF55形電気機関車が、開館当初からその座にあった「貴婦人」に代わって、新たに「鉄道博物館のセンター」になります。

歴史的価値の高い「ムーミン」

 鉄道博物館(さいたま市)は2015年3月25日(水)、鉄道ファンから「ムーミン」と呼ばれるEF55形電気機関車について、新たに4月12日(日)11時から展示を始めると発表しました。

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1936年生まれ、79歳のEF55形電気機関車「ムーミン」(画像:鉄道博物館)。

 展示場所は、鉄道博物館本館の車両展示エリア「ヒストリーゾーン」の転車台上。つまり同館車両展示エリアのセンターです。毎日12時と15時に行われる転車台回転時には、汽笛の吹鳴も行うといいます。「転車台」とは車両を線路ごと回転させ、向きを変える設備です。

 EF55形電気機関車は1936(昭和11)年に3両だけ製造された希少車両で、現存するのは今回展示が始まるEF55形1号機、1両のみ。この1号機は太平洋戦争中に機銃掃射を受けたことがあり、その痕が残っています。

 また、現在となってはレトロな雰囲気を感じさせる特徴的な前面形状は、昭和初期にそうした「流線形」が世界的に流行ったという事実をいまに伝えるものです。

 この前面形状は鉄道ファンにも注目され、そのアニメキャラクターに似ていることから「ムーミン」という愛称で親しまれています。「カバ」「靴のお化け」などと呼ばれることもありますが、どれも国鉄、JRが決めた正式な愛称というわけではありません。

 EF55形はそうした歴史的価値、鉄道ファン人気を持っているため、「鉄道博物館のセンター」に展示されることについて不思議はない車両です。

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