「ムーミン」鉄道博物館のセンターに 「貴婦人」は移動

「ムーミン」に玉座を譲る「貴婦人」

 EF55形電気機関車の展示開始日時には合わせてセレモニーが開催され、テープカットや転車台回転、気笛吹鳴などが行われるほか、4月1日(水)から19日(日)まで、同館でEF55形に関するミニ展示を実施するそうです。また展示開始の4月11日は、「ヒストリーゾーン」の約半分が見学できなくなります。

 さて鉄道博物館でのEF55形展示開始に伴い、影響が出る車両があります。

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中央の転車台に展示されてきたC57形蒸気機関車。ボイラーが細身で、鉄道ファンから「貴婦人」と呼ばれる(2008年10月、恵 知仁撮影)。

 まず、鉄道博物館が2007(平成19)年に開館した当時から転車台、すなわち「センター」にいた、「貴婦人」の愛称で呼ばれるC57形蒸気機関車135号機。展示位置が変更されます。キハ41300形気動車も展示位置が変わります。そしてDD13形ディーゼル機関車1号機については、鉄道博物館近くにあるJR東日本大宮総合車両センターに移動。そこで一時保管したのち、2015年度末から鉄道博物館で展示を再開するそうです。

【了】

Writer: 恵 知仁(鉄道ライター)

鉄道を中心に、飛行機や船といった「乗りもの」全般やその旅について、取材や記事制作、写真撮影、書籍執筆などを手がける。日本の鉄道はJR線、私鉄線ともすべて乗車済み(完乗)。2級小型船舶免許所持。鉄道ライター/乗りものライター。

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