「開発の事実なし」純国産ステルス機 別にある日本の狙い
日本がステルス研究機「心神」を開発する本当の意味
今年、2015年夏頃にはかつて「心神」と通称されていた防衛省技術研究本部、三菱重工業による「先進技術実証機」が初飛行を予定しています。この「心神」はステルスやエンジン、高度な飛行制御、また機上電子機器を統合するソフトウェアなど、将来の戦闘機に必要とされる技術を開発するための試験機です。メディアなどで誤解されることが多いようですが、「心神」は戦闘機ではなく試験用の機体です。またこの「心神」を原型とした戦闘機が造られる予定も、いまのところはありません。
ではなぜ、先述のように戦闘機の単独開発が金銭面で難しいなか、将来的にそこへつながる「心神」の研究開発がいま、行われるのでしょうか。
2014年、政府は武器の輸出を事実上禁じていた「武器輸出三原則」を見直し、あらたな「防衛装備移転三原則」を方針として定めました。この防衛装備移転三原則は、日本が将来あり得る戦闘機国際共同開発への参画を可能とすることを、目的のひとつとしています。2030~40年頃には「F-2」やその同世代機「F/A-18E/F」、「ユーロファイター」、「ラファール」といった各国の戦闘機が一斉に退役する予定です。このとき「F-35」の発展型で済ましてしまうという可能性もありますが、新型戦闘機を国際共同開発することになれば、そこに参加できるのは、日本にとってチャンスになります。
「心神」の実質的な役割は、「戦闘機国際共同開発において日本が中心的な役割を担えるよう技術を確立する」ということにあります。それそのものを実用化することではないのです。戦闘機の開発は、1国では困難な時代になっています。国民に税金の使い道を説明しなくても良い国でなければ。
ちなみに、日本が参加しての国際共同開発で生まれた戦闘機について、仮にアメリカが「F-40」と名づけたとします。しかし名前は国内問題であるため、日本も同じ名前にする必要はありません。「F-3」や「ゼロ戦」と呼ぶことも自由です。
【了】
テーマ特集「【F-35特集】気になる価格や性能、自衛隊による調達から諸外国の配備事情まで徹底解説」へ
Writer: 関 賢太郎(航空軍事評論家)
1981年生まれ。航空軍事記者、写真家。航空専門誌などにて活躍中であると同時に世界の航空事情を取材し、自身のウェブサイト「MASDF」(http://www.masdf.com/)でその成果を発表している。著書に『JASDF F-2』など10冊以上。
「国民に税金の使い道を説明しなくても良い国でなければ。」の所が意味深ですね…
確かに金は掛かるがやらねばならない。中国がステルスを開発したと言うがアメリカの技術を盗んだ物だろう。日本に作れないのに中国に作れるハズがない。しかし、改良してもっと完璧なステルスに変化したら日本にとって大きな脅威にならないか。だから日本も少しずつでいいから開発をしていくべきだと思う。
国の仕事だから金は何とかなる!!
戦闘機の開発は確かに巨額の費用が必要です、しかし現状ではF-22はアメリカはイギリスや日本にも売りませんでした、要撃機として日本が必要な機種でした、F-35ははるかにその任務には不向きであると思われます、あえて言えばASMの運用能力の少なさでありインターセプターの要撃時間では余裕が少なくなります、特に中国(現状ではステルス性はあまり良くない様ですが)との関係からの心配です、確かに今までのアメリカであればこれほどの決定をする必要は無かったのですが、尖閣の時もあやふやな対応ですから、独自にF-3計画をスタートする必要があります手始めにATD-Xを複座仕様の超音速練習機として、AAM2発自衛用にサイドワインダー2発も有れば良いと思いますがいかがでしょうか、T-2後期型の扱いです、特に製造技術の確立には有効でありF-35のトレーナーとすれば
アメリカも次期Xファイターに日本を取り込みたいと思うかもしれません、ただしATD-Xが目標の性能が出ればですが
50~100機必要でしょう、少なくとも軽戦闘機として使用可能であり有事には要撃任務に回せば十分と思います。
現状では航空自衛隊の戦闘機が後100機は増強が必要です、スクランブルが多発していますのでF-15の寿命が短くなるのでその穴埋め及びステルス機がスクランブルすることで周辺国に対するメッセージにもなると思います、パイロットの人数はF-4が40機程度であれば後席の人員を再教育で50名は楽に賄えると思います。
F-35の開発費高騰の最大の原因は、単なる詰め込み過ぎ。
ABC型はそれぞれ要求が全く異なるものを一機種の型違いで賄おうとした結果、
基本設計の錯綜と要求仕様のぶつかり合いが起き、おまけに米国と欧州で地理的要因から
戦闘行動半径に対する要件が全く異なる矛盾を無理やりなんとかしたため。
そのため機体が重くなりエンジンにしわ寄せが着て、かつシステムも複雑化した。
日本が開発する場合、要件は基本的にF-2並の戦闘行動半径に対艦ミサイル4発、雷撃が出来
ステルス性があるという基本を賄えていればよいので、F-35程の開発費高騰は招かない。
要素技術の研究はATD-Xや次世代ハイパワースリムエンジン等別の予算で実施しているため、
もしF-3を開発するとしても一兆円まで行かない程度で開発はできるだろうと推測される。
これら要素技術研究も含めたトータルで言えば三兆円ほど行くだろうが、
要素技術自体は別の予算なのである。このあたりの考察がまるでない。
F-35が高いからF-3もそれ並みにという考察は、これらATD-Xの要素技術研究予算および
技本の予算計上のしかたおよびF-35の来歴を無視した乱暴でかつ無思慮な考察である。
F2の後継となると対艦ミサイルの搭載能力とかいろいろ日本独自の要求が多い訳でしょ?国際共同開発はメリットが薄いんじゃない?
基本は日本国民が防衛意識に目覚めることでしょう。
防衛費のGDP比率を毎年0.1%ずつ増やし、10年後に2%に達すれば、問題なく自主開発が出来るでしょう。中国の内部崩壊もなかなか起きず、日本は防衛費の増額は必要な状況が続きます。
我々航空ファンもファンだけに留まらず、職場の先輩後輩・隣近所の人に語りかけて、地道に防衛意識に目覚めた人を増やしましょう。
戦闘機の開発は一旦生産が始まっても、エンジン・アビオニクス・新戦術対応・コスト削減と、20年以上に渡って改良が続くので、PDCAの繰り返しは日本人向きだと思います。
航空機産業は、すそ野が広くかつ少量生産なので、日本中の技術力を持った中小企業の再生、大きく言えば地方創造に有効だと思っております。
中国全土を破壊できる核装備すれば、金は掛からん。
中国全土を破壊できる、防御的兵器の開発。漫画の世界かもしれないが、中國の核にある種の電波?らしきものを発信し、核が爆発、誘爆するような物の開発をすれば、核武装しなくても、中国は天に唾することになる。
将来の防衛計画に対し、今の時点で「これが正解」といえる人は誰もいないと思いますので、個人的な意見として、ジャミングやECMなどの技術を磨く方向で開発するのはいかがでしょうか?そう、今のアメリカ海軍のように。アメリカ海軍はステルス性能を闇雲に追わず、EA-18Gグラウラーという電子戦/攻撃機を開発しました。しかも、元となったF/A-18Fからの改造費は一機あたりなんと3億円というリーズナブルさ!このEA-18Gが、F/A-18E,Fの編隊と一緒に出動し、ジャミングをかけて相手の戦闘機(ステルスであるか否かは無関係)のレーダーを無力化し、この基本的に同一機体のデーターリンク機能によって敵編隊や敵艦隊を攻撃する、というコンセプトは、海洋国家日本にとっても非常に有用なお手本になると思ってます。もちろんアメリカ海軍もF/A-18E,Fの代替機としてF-35を導入予定ですが、おそらくEA-6Bプラウラー、EA-18Gグラウラーに相当する機体をF-35ベースで作っていくのではないかと思われます。
単純に1機あたり200億は必要。自衛隊の当初試算は超イイカゲンで有名。200機で最低4超円。しかも性能は不安。70年間実戦経験ない国が主力戦闘機開発は疑問多すぎる。
結局米国と共同開発しなさいっていうことだね。F2の時も米国の圧力で仕方なく共同開発させられたね。
この人米国の意を受けているわけじゃないだろうね。
読点、句読点の使い方をきちんとして下さい。せっかくの文章なのにもったいない。
「心神」は戦闘機ではなく試験用の機体です。・・・何度も言いますが、、「心神」はあだ名、一般的愛称です。
正しい日本語をお使い下さい。
開発費が膨大な金額に膨れるのは、最近の開発費の傾向で解りますが
国際開発でどの部分を担当するかも重要でしょう
ステルス機に必要な新規なら熱強度も兼ね備えたBODY材料
軽量で強力なアフターバーナー使わなくて音速突破するエンジン
機体制御システム、他機とのネットワーク、等々
実証機で、国際共同開発機の分担を探るにしても国益に適うか? 材料だけの担当では?
逆に8000億円を元にすれば、ステルス戦闘機キラーも可能でしょう
光速兵器も船に乗せるサイズまでは実用化されてます
互いにステルス機で戦う、これは非効率でしょう
戦車には戦闘ヘリ、潜水艦にはヘリ空母含むよ洋上艦
戦闘機がこのまま空戦の主役で居続けられるか、ステルスでも探知可能なレーダー
非対称兵器が日本の今後には良いのでは?
物量に負ける姿は見たくない
軍用機や軍艦や戦車・ミサイル等の兵器は日進月歩です。新兵器に対抗できる新新兵器が出来ると、それに打ち勝つことのできる新新新兵器を作らなければなりません。だから莫大な費用が掛かります。米国やロシアなどは古くて使えなくなった兵器を同盟国や後進国に売って、その費用で新兵器を開発できます。しかし、兵器の輸出が思いのままにならない日本は開発費用が賄えません。要らなくなった兵器を後進国等に売りさばく為に、米国とロシアが常にいがみ合い、その為に多くの戦争や内戦が起きている現状を思うと、兵器を作らないで済む世界を作らなければいけませんね。
句読点の使い方は別に問題ないどころか、上手いと思うんですが。問題があるならもっと具体的に指摘するのが筋では?
ステルスの高性能化をつきつめていけば、大国と言えども自国のみの開発は難しくなる。
ならば、こちらは高度アンチステルスシステムを開発すれば良いのではないだろうか?
つまり、ステルスシステム開発に必要な技術、必要な開発資金の高騰化をはかってやる。
一方で、自陣のアンチステルスシステムには敵のレーダーに対して、味方の機影を欺瞞する能力も付与する。
一つのレーダー派からの反射を複数の受信アンテナを連結しAIによる分析を可能としたシステム。これならアンテナを運用する母体の航空機、あるいはドローンを開発する予算は少なくて済むはずだ。
安価で、長時間滞空可能なドローンがあればいい。
専守防衛の理念にはぴったりだと思うのだが。技研さんいかが?