日本人の零戦、クラウドファンディングで再び日本の空へ

日本人が所有する飛行可能な唯一の零戦を、再び日本の空へ飛ばすため、インターネット経由で資金を集める「クラウドファンディング」が実施されました。この計画には資金面以外にも課題があるといいますが、関係者の強い熱意で実現に向け計画が進められています。

日本人が所有する飛行可能な唯一の零戦

 太平洋戦争で活躍した日本を代表する戦闘機「零式艦上戦闘機」、通称「零戦(ゼロ戦)」。各種存在した日本の戦闘機のなかでも、零戦は約1万機と最も多く生産された機種ですが、その大半は戦争によって失われ、現在は回収された機体を、主に展示用に復元した30機程度が国内外の施設に保管されているにすぎません。

 そんななか、零戦を再び日本の空に飛ばそうとしている人々がいます。計画名は「零戦里帰りプロジェクト」。きっかけは、その中心人物である石塚政秀さんがアメリカで雑誌のライターとして取材中に、飛行可能な零戦の機体と出会ったことにさかのぼります。

Large 20150211 01
石塚さんが購入した零戦(画像提供:零式艦上戦闘機 里帰りプロジェクト)。

 同機は1942(昭和17)年のソロモン海戦中に失われたものとみられ、1970年代にパプアニューギニアで発見されました。そして当時の設計図をもとに旧ソ連のメンテナンスチームも加わって、実に38万時間もの作業を費やし飛行可能な状態にまで修復。映画の撮影やアメリカでの航空ショーなどに利用されていた機体でした。石塚さんはこの機体を個人で購入。これが日本人の所有する唯一の飛行可能な零戦になります。

 そして石塚さんは「零戦の精巧な技術は日本のモノづくりの原点なのではないか」と考え、せっかく日本人が所有する機体なのだから日本へ持ち帰ろう、再び日本の空を飛ばそうと行動を始めました。

最新記事

コメント

2件のコメント

  1. ゼロを日本の空へ飛ばすのですね。当時の日本の技術力の結晶ですから飛ばすことが望ましい。

    これを見て、また私達も奮起しなければならない

    • そしてフルボッコにされるということですよね

記事ランキング

  1. ロシア軍の戦闘機が「真正面から撃破される瞬間」を捉えた映像が公開 ドローンの突入を防げず
  2. 片山さつき大臣「実態調査はじめます」 街のクルマ屋の「保険代理店打ち切り」問題に新局面 ビッグモーター事件の余波に再び切り込む!
  3. 「海自最大の護衛艦」と「世界最大級の軍艦」が洋上で並んだ! 圧巻の編隊航行を上空から捉えたショットが公開
  4. 「USB挿しっぱ」でクルマが“故障”する? 三菱公式の投稿にSNS騒然 「一体ナゼ?」「これマジで起きるよ」
  5. 海自艦がロシア海軍の「超静かな潜水艦」を確認!浮上航行する姿を捉えた画像を防衛省が公開
  1. 家族が「SSSS航空券」を引き当ててしまった…! 乗る前から“異変” 保安検査員も「Oh…」 誰でも起こり得る“緊迫の一部始終”
  2. ETCの手前で「ガシャン!」高速入口に吊るされた「黄色い鎖」の正体は? 傷つく覚悟で“あえてぶつける”超アナログな理由
  3. ロシア軍の爆撃機が「真っ逆さまに墜落」 地上に激突する瞬間を捉えた映像が公開 “巨大な黒煙”が立ち上る
  4. 航行中の護衛艦「かが」の周辺に「巨大な海洋生物」が出現! 艦艇勤務ならではの光景を海自公式が公開
  5. “まるで高速”な無料バイパス「全線4車線化」へ変貌開始! 一部の上下線分離まもなく 対面通行を解消 国道8号