GWのJR利用状況、北陸新幹線は前年比311%

2015年のゴールデンウィーク期間中における新幹線、在来線優等列車の利用状況をJR本州3社が発表しました。各社とも前年を上回っていますが、特に北陸新幹線関係で大きな伸びが記録され、その効果がうかがえる結果になっています。

長野では7年に一度のご開帳も

 2015年5月7日(木)、JR本州3社はゴールデンウィーク期間中(4月24日~5月6日)の利用状況を発表。特に今年3月14日、金沢駅まで延伸した北陸新幹線について、大幅な伸びが記録されました。

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北陸新幹線は東京~上越妙高間がJR東日本、上越妙高~金沢間がJR西日本の管轄(2015年2月、恵 知仁撮影)。

 北陸新幹線の今年延伸した区間(上越妙高~糸魚川)では、合計で39.1万人が利用。前年比311%の数字を記録しています(在来線特急「はくたか・北越」の糸魚川~直江津間における2014年の利用状況と比較)。

 1997(平成9)年に開業した北陸新幹線の高崎~軽井沢間についても、前年の35.1万人に対し72.2万人が利用。前年比206%を記録しました。

 また北陸新幹線が経由する長野駅について、前年比132%になる33.1万人の降車人員があったそうです。同駅付近の善光寺では4月5日から5月31日まで、7年に一度の「善光寺前立本尊御開帳」が行われています。

 2015年のゴールデンウィーク期間中、JR本州3社の新幹線・在来線(特急・急行)の利用状況は各社とも前年を上回っていますが、JR東海が前年比107%、JR東日本が前年比108%、そしてJR西日本が前年比118%と、北陸新幹線効果をうかがわせる結果になっています。

【了】

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