なぜ渋滞予報士は1人だけなのか その意外な存在意義

日本にたったひとりだけ存在している渋滞予報士。その仕事は、「渋滞を予報する」だけではないようです。

たったひとりの“渋滞予報士”

 今年もお盆渋滞が始まりました。渋滞を避ける唯一の方法は、NEXCOや日本道路交通情報センターが発表している「渋滞予報カレンダー」を見て、渋滞する時間帯を避けて走ること。渋滞の専門家である私(清水草一)も、これ以外に方法はないと常に推奨しています。裏技はないのです。

 ところでその「渋滞予報カレンダー」を作っている人として、たびたびマスコミに登場するのが、日本にひとりしかいないという渋滞予報士です。

 渋滞予報士はNEXCO東日本社内の名称で、正式な資格ではありませんが、2007(平成19)年からメディアに登場。2年後の2009(平成21)年から、リーマンショックへの緊急経済対策として「高速上限1000円」が始まり、渋滞が爆発的に増加したことで、一気に注目を集めるようになりました。

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NEXCO東日本の4代目渋滞予報士、加藤寛道さん(2015年8月、下山光晴撮影)。

 この渋滞予報士の4代目である加藤寛道さん(31)に、その仕事について聞きました。

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