機動戦闘車、無人機 平成28年度防衛予算、その内容は

防衛省が、平成28年度防衛予算の概算要求を公表しました。無人機RQ-4「グローバルホーク」や「機動戦闘車」の導入などが予定されていますが、そこにはどんな背景があり、また自衛隊は今後、どうなっていくのでしょうか。

「オスプレイ」導入の陸自、唯一の減額に

 過去最大の防衛予算が組まれるなかにあって、陸上自衛隊は陸海空自衛隊で唯一、減額されています。機動戦闘車が新たに配備されるとはいえ、最新鋭の10式戦車はわずか3両39億円の予算しか計上されませんでした。平成27年度では10両を102億円で調達しているので、減数分は調達価格に跳ね返ってしまっています。

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垂直離着陸が可能で、長い航続距離と高速性を備えたV-22「オスプレイ」(写真出典:アメリカ海軍)。

 陸上自衛隊は厳しい予算状況にもかかわらず、ティルトローター機V-22「オスプレイ」を12機1321億円で調達する予定です。「オスプレイ」は極めて高性能ですがあまりにも高額であり、ほかに必要であったはずの装備を調達する予算を明らかに侵食しています。陸上自衛隊は再来年度以降も、高額すぎる「オスプレイ」によって苦しめられることになるでしょう。

 平成28年度防衛予算にはさらに、航空自衛隊の新空中給油機および海上自衛隊の艦載多用途ヘリコプターの選定、新哨戒ヘリコプターの開発295億円、サイバー関連経費193億円なども計上されています。

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