機動戦闘車、無人機 平成28年度防衛予算、その内容は

防衛省が、平成28年度防衛予算の概算要求を公表しました。無人機RQ-4「グローバルホーク」や「機動戦闘車」の導入などが予定されていますが、そこにはどんな背景があり、また自衛隊は今後、どうなっていくのでしょうか。

「国替え」で大きく変わる航空自衛隊

 また平成28年度、航空自衛隊は大きく変革します。三沢基地(青森県)の第8飛行隊(F-2A)が築城基地(福岡県)へ移転し、築城基地からは第304飛行隊(F-15J)が那覇基地(沖縄県)へ移転します。さらに新田原基地(にゅうたばるきち、宮崎県)からは第301飛行隊(F-4EJ改)が百里基地(茨城県)へと移転し、百里基地から第305飛行隊(F-15J)が新田原基地へ移転。また仮想敵部隊である飛行教導群(F-15J)が、新田原基地から小松基地(石川県)へ移転します。

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沖縄・九州に性能の優れた戦闘機が集中配備される(画像出典:防衛省)。

 これによって那覇基地がF-15J二個飛行隊、新田原基地がF-15J一個飛行隊、築城基地がF-2A二個飛行隊となり、航空自衛隊の実戦飛行隊のおよそ半数、それも性能に優れたF-15とF-2を沖縄・九州に集中配備することになります(一個飛行隊は約20機の戦闘機で編成)。

 航空自衛隊戦闘機部隊の「国替え」は、中国空軍の目覚ましい近代化を強く意識したものであり、今後F-35の実用化後に再び大きな再編成が行われるかもしれません。そして再来年度以降もまた防衛予算の過去最高額を更新することになるのか、注目されます。

【了】

Writer:

1981年生まれ。航空軍事記者、写真家。航空専門誌などにて活躍中であると同時に世界の航空事情を取材し、自身のウェブサイト「MASDF」(http://www.masdf.com/)でその成果を発表している。著書に『JASDF F-2』など10冊以上。

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