ドクターイエロー車内へ潜入 連結部も“らしい”その内部

遭遇すらレアで、「会えると幸せになる」ともいわれる新幹線のお医者さん「ドクターイエロー」。その内部はいったい、どんなことになっているのでしょうか。普通の新幹線とは大きく違うその車内、探検してきました。

記念撮影も見られている?

 走行しながら線路設備を検査し、“新幹線のお医者さん”とも呼ばれる923形新幹線電気軌道総合試験車「ドクターイエロー」。運転が10日に1回程度と少なく、なかなか見られないことから「会えると幸せになれる」ともされるレアキャラです。姿を拝むだけでも簡単ではないその車両、いったい内部はどうなっているのでしょうか。

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「ドクターイエロー」の運行は運転士と車掌、検測員7人の合計9人で行われる(2015年8月29日、恵 知仁撮影)。

 その車内へ入ると、モニターに線路が映し出されていました。

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車両正面のライト下に搭載されているカメラから、前方の映像が車内へ送られる(2015年8月29日、恵 知仁撮影)。

 これは「前方監視装置」の映像。車両の正面、ライトの下にカメラが設置されており、線路の状態をチェックするのに利用しているそうです。カメラの向きなども操作できるとのこと。「ドクターイエロー」は人気が高く、先頭部分で記念撮影する子どもたちをよく見かけます。そうした微笑ましい光景もカメラで車内へ送られ、乗っている検測員さんたちは密かに喜んでいるかもしれません。

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