圏央道、10月31日に埼玉県内全通 東北道から東名まで直結へ
圏央道の埼玉県内、桶川北本IC~白岡菖蒲IC間が10月31日に開通。東北道から東名高速までが、圏央道で結ばれます。
関越~東北間が開通、期待される「ストック効果」
国土交通省と東日本高速道路は2015年9月29日(火)、圏央道(首都圏中央連絡自動車道)について、埼玉県内の桶川北本~白岡菖蒲間10.8kmが10月31日(土)に開通すると発表。これにより圏央道の埼玉県区間が全通し、東名高速・中央道・関越道・東北道が圏央道によって結ばれることになりました。
圏央道は、都心から半径およそ40kmから60kmの位置に計画されている総延長約300km、環状の自動車専用道路です。首都圏における道路交通の円滑化、沿線都市間の連絡強化などを目的としており、現在まで全体のおよそ8割となる約230kmが開通しています。
今回開通する区間は4車線で、途中に桶川加納インターチェンジと、菖蒲パーキングエリアが設けられます。
この開通効果として国土交通省と東日本高速道路は、「東名から東北道までがつながり、企業活動や観光活性化を支援するストック効果が期待」できるとしています。「ストック効果」とは、「整備されて社会資本が機能することによって、継続的に中長期的に得られる効果」とのこと。
具体的には、日本の大動脈が直結されることによる経済効果、物流施設や工場の進出といった企業立地の促進と、それに伴う雇用や投資の増加、新たな広域ネットワーク形成による観光交流の活性化が期待されるとしています。
この開通により、埼玉県・東北道方面から湘南・鎌倉周辺への移動時間が約55分短縮される見込みです。
【了】
賛否両論ありましょうが、地元近隣市民として個人的に待ちに待った20年余年、感慨深いものがあります。
北関東自動車道より内側で外環道より外側、経済効果もさることながら、この先の茨城以東を経た千葉圏全線開通が、ますます楽しみです。
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