見直すべき? 首都圏の高速新料金案、寄せられた不満、その内容

国土交通省が発表した「首都圏の新たな高速道路料金に関する具体方針(案)」について、意見が募集されました。この新しい案では便利になる点がある一方、「見直すべき」という意見も多く集まっています。

混雑状況に応じ変動する料金制度への不安も

「その他の意見」は93件が寄せられました。そこで10件以上と特に多かったのは、次の内容です。

・(ETC2.0、二輪車に関し)車載器購入、セットアップの補助やマイレージポイントの付与など、助成措置を行ってほしい。《28件》

・休憩施設の新増設を希望。《20件》

・将来的な混雑状況に応じた料金制度は、現行より値上げにならないように考慮してほしい。《14件》

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将来的には、混雑状況に応じ変動する機動的な料金体系の導入が考えられている(画像出典:NEXCO東日本)。

 新料金案では将来的に、基本的にはどのルートでも同じ料金ながら、混雑時は空いているルートと混雑しているルートで料金差を設ける構想があります。

【了】

Writer:

鉄道を中心に、飛行機や船といった「乗りもの」全般やその旅について、取材や記事制作、写真撮影、書籍執筆などを手がける。日本の鉄道はJR線、私鉄線ともすべて乗車済み(完乗)。2級小型船舶免許所持。鉄道ライター/乗りものライター。

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コメント

1件のコメント

  1. 混雑・渋滞するということは、需要があるということ。需要が多い=価値が高い=価格上昇、これは資本主義の原則。料金値上げは仕方ないのでは。逆に需要がない区間は、新直轄で無料になったりする。安く走りたい人は低需要区間へどうぞ、か?